いま、見たい映画がたくさん!
踊る~を皮切りに順次せっせと足を運んじゃおうと、今月の
2作め~
「鍵泥棒のメソッド」 内田けんじ監督
出演 堺雅人・広末涼子・香川照之
個人技の数々。
先月、オール読物の怪談特集(爆)買って読んでたら、
内田監督について書いた記事があって(別にこれは怪談
じゃないんだけどね)、すごく映画を見たくなってしまった。
記事はネタバレも含んでたから、その先も読みたいし(爆)。
内田監督は、自分で脚本も書いておりとても時間をかけて
丁寧に作っているのだそうだ。
作中でストラスバーグの演劇に関する著作が話題になっていて
監督のこだわりも垣間見える。
ストラスバーグはスタニスラフスキーに影響を受けたって、
オール読物で長部氏が書いてるけど、彼ってかの有名な
マリリンやジミーディーンが通った「アクターズステュディオ」を
主催してた人だよね。演劇界の神?(笑) 脱線
んで、さくさくと話は進みいったいどうオチをつけるのだろうと
笑いながらもはらはら。
銭湯で倒れ気を失った殺し屋、そいつとロッカーの鍵を
とっかえちゃった売れない役者。
そのまま記憶も失っちゃった殺し屋を助ける雑誌の女性編集者。
殺し屋の香川、いいねっ! 岩崎弥太郎の時みたいな絶叫芝居
じゃなくて、抑えた演技に凄みがあって、広末との絡みでは
カワイクもあり、一見の価値有り
逆に堺雅人は、自殺にも失敗するようなダメダメ男なのに、
開き直った時のふてぶてしさやずるさがよく出てる。
広末は真面目すぎて純粋すぎて、不器用そうなのに編集長として
ちゃんと成功している(フシギ~)、あるイミ殺し屋とそっくりな性格を
楽しく演じてる。
最後はガチガチのラブストーリィでした!で、オチ。キュン!って(笑)
全体にとてもこなれていて面白かった。コメディーっていいね。
堺雅人ファンの職場の先輩が(リーガルハイで一緒に盛り上がった!)、
内田監督の「運命じゃない人」「アフタースクール」
もDVDにあるのでゼヒ見るよ~にとアドバイスいただきやした。
早速借りてこよ~っと