ワタシの中でハードボイルドって言うと、マイクル・Z・リューインの
アルバート・サムソンシリーズ。
これ、ハヤカワのポケミスで読むのがよかったんだよね。
黄色い紙で2段組の活字。ビニールのブックカバーつき・・。
持ってるだけでハードボイルド(爆)
なかなか次回作が出なくていらいらしながら、出るとすぐ買ってた。
情けなくて、稼ぎもなくかっこ悪いオッサンの探偵。
物語の最後は、毎回犯人にボコボコにされたりする。
でも、ご多分にもれず、自分なりの美学は持っていて、依頼人には
誠意を持って解決するのだ。「消えた女」は傑作
このシリーズにも登場する、リーロイ・パウダーと言う警官のシリーズも
別にあって、これもリンクしてるから楽しい。
ちょっと前だけど、沢木耕太郎が「246」の中で紹介していたので
ジェイムズ・クラムリーを読んでみたことがある。
ほんと、「深夜プラス1」みたいにがっちがちのハードボイルド。
こちらも情けないオッサン探偵ミロのお話題材が同じだね~。
でももっと飲んだくれでろくでなし。で、アルバートより孤独。
訳が、あの小鷹信光なんだよ優作が「探偵物語」で呼びかけてた
でしょニッポンのハードボイルドの夜明けはうんぬんてやつ
そういえば桐野夏生の作品に村野ミロっていう女探偵が登場するのが
あるけど、ここから取ったのかな。
こっちはすっごく強い女子の話。(ココロがね)
男なんてぶっ飛んじゃうね。
傷ついてもぼろぼろになってもガンガンいくところがいいね
どれをとっても主人公たちはみんな、馬鹿正直で主義を曲げない。
ジブンがダウンしてる時に読むと、ちょっとつらいかも