服役中の男を逮捕 舞鶴の女子高生殺人・死体遺棄容疑
                                    2009年4月7日15時0分

 京都府舞鶴市で昨年5月、高校1年の小杉美穂さん(当時15)が殺害された事件で、府警舞鶴署捜査本部は7日、京都刑務所に窃盗の罪で服役中の中勝美(なか・かつみ)容疑者(60)を、殺人・死体遺棄容疑で逮捕した。事件当夜の中容疑者と小杉さんの足取りが重なり、防犯カメラの映像に残っていた小杉さんとみられる女性と歩く人物と似ていることなどから、中容疑者が事件に関与した疑いが強いと判断した。

 府警によると、中容疑者は昨年5月7日未明、舞鶴市朝来(あせく)中の朝来川左岸の雑木林内で、小杉さんの頭部や顔面などを鈍器のようなもので数回殴打し、失血死させたうえ、遺体に土をかぶせて遺棄した疑いが持たれている。

 捜査本部は昨年11月28日から6日間かけて、中容疑者の自宅を殺人・死体遺棄容疑で捜索・検証し、服や手袋、自転車など約2千点を押収したが、事件への関与を示す有力な物証は得られなかったとみられる。このため、状況証拠を積み重ねる捜査を慎重に続けてきた。

 捜査関係者によると、中容疑者は6日夜、小杉さんが歩いたとみられるルートに近い飲食店に立ち寄り、7日未明に帰路についたとみられ、同時間帯に中容疑者の帰宅ルートを小杉さんも通った可能性が高いという。当時、小杉さんとみられる女性とともに、自転車を押しながら歩く男が道沿いの防犯カメラに映っていたが、この男と中容疑者の特徴もほぼ一致しているという。

 中容疑者は事件当時、小杉さんの遺体発見現場近くの府営住宅に住み、昨年11月に窃盗容疑で府警に逮捕された。今年2月25日、窃盗罪で懲役1年の実刑判決が言い渡され、今は、京都刑務所(京都市山科区)に服役している。

 中容疑者は窃盗容疑で逮捕される前、朝日新聞の取材に対し、「(小杉さんのことは)全然知らん。早く解決してもらいたい」などと話していた。
http://www.asahi.com/national/update/0407/OSK200904070011.html

私は、このニュースをみて、冤罪のにおいがしました。

その理由は、自宅を徹底的に捜索しても、事件につながる物証はなく、ただ防犯カメラの映像に似ている、などの状況証拠だけです。

本人も否認しています。

そもそも、60歳の男性と高校1年の小杉美穂さん(当時15)がいっしょに歩いていたのは不自然です。

ふつうは、同じくらいの年齢の男性と歩くでしょう。

この記事に書いてある内容だけでは、中容疑者を犯人と断定できません。


西松建設の献金事件もそうですが、警察の発表を鵜呑みにするのは危険です。

この事件で、まがりなりにも、中容疑者の声を伝えているのは、今、ネットでみたところ、朝日新聞だけでした。