今週は、まだ更新していませんでした。

私も、民主党同様、西松建設の献金問題に、気をとられてしまい、何に焦点をあてるべきか、迷っていました。

世間では、北朝鮮の衛星発射が論議をよんでいますが、今日聞いたラジオでは、軍事評論家は、衛星だといっていましたが、元NHKの池上彰さんは、ミサイルだといって、見方がわかれていました。

私は、あまり騒ぎすぎず、冷静に対処すべきだと思います。

前置きが長くなりましたが、私が今注目すべき問題は、派遣労働者などの失業問題だと思います。

今、全国各地で、「派遣村」ができていますが、年末年始の「年越し派遣村」ほど報道されません。

それで、ネットで検索していたら、埼玉の派遣村の記事がありました。


     
     相談に120人 所持金4円の人も さいたまに「派遣村」 2009年3月22日(日)
 
 不況が深刻化する中、「派遣切り」などで仕事と住居を失った人たちを支援しようと二十一日、さいたま市の大宮ソニックシティ前・鐘塚公園で「反貧困・駆け込み大相談会」が開かれた。昨年末に東京・日比谷公園で開設された「年越し派遣村」と同様の取り組み。厚生労働省の調査で非正規労働者の失業者は今月末までの半年間に約十五万八千人と予想される中、県内を中心に約百二十人の離職者らが相談に訪れた。

 弁護士やNPO法人でつくる「反貧困ネットワーク埼玉相談会実行委」が主催。約二百二十人のボランティアも会場入りしサポートした。公園内にテントを設け、生活・労働相談や法律相談、健康相談などを開催。実行委事務局によると、午前十時から午後五時まで相談に訪れた人は約百二十人。そのうち生活保護の申請を希望したのは約四十人。派遣切りで寮を出され、四円しか所持金を持っていない男性もいたという。

 昨年、県内の自動車工場を解雇され現在、大宮公園でホームレスを続ける男性(44)は「もう限界。自殺する人の気持ちが分かる。行政は自己責任っていうけれど、住居がなければ職も見つからない。ここで人生をリセットしようと思って相談に来た」と沈痛な面持ち。川口市出身でネットカフェなどを転々としながら生活しているという男性(40)は「行政に生活保護を申請しても門前払い。職もこの年では、なかなか見つからない」とこぼした。

 県選出の各党国会議員や県議らも来場。実行委スタッフからは「貧困問題に取り組まない議員は要らない。野球のようにオールジャパンで各党が対応してほしい」との声が上った。

 相談会は二十二日も午前十時から同所で開かれる。実行委は二十三、二十四の両日、さいたま市の大宮区役所で生活保護申請希望者の手続きを支援する予定。

 同様の取り組みは愛知県や大阪府でも開かれた。

 相談会後、実行委は宿泊場所のない離職者らを伴い、会場近くの「県緊急求職者サポートセンター」を訪れ、同日からの緊急宿泊施設の提供を要望、午後四時半ごろから同九時すぎまで交渉した。しかし同センターは「検討したが宿泊施設の確保はできなかった」との答えにとどまった。

 実行委は相談会の開催に先立ち今月上旬、県とさいたま市に対し、緊急宿泊施設の提供などを求める要請書を提出。「にもかかわらず対応しないのはおかしい」「こうした人を支援する責任は本来行政にあるはず」「行政の失業対策は実態に合ってない」といった厳しい声も上がった。

 同実行委の藤田孝典事務局長は「失業者の現状は年末よりひどい。生活保護と自立支援のための緊急宿泊施設が十日間程度あれば何とかなる。今回はこちらでカプセルホテルを用意するが、民間の支援だけでは厳しい。行政に対してこれからも支援を強く訴えていく」と話した。
http://www.saitama-np.co.jp/news03/22/07x.html

先日、麻生首相が、追加の経済対策を含んだ補正予算の話をしていましたが、何か、お金の使い方が違うような気がします。

もっと、こういう困った人にたいして、お金を使うべきです。

高速道路の、1000円乗り放題も、土日、祝日だけ、ETCをつけた車だけなど、中途半端な対策です。

この追加経済対策に対する意見が、野党やネットでも少ないですが、もっと議論すべきです。