サミットで地球温暖化が取り上げられてから、またこの問題を調べています。

最近、田中優著『地球温暖化/人類滅亡のシナリオは回避できるか』扶桑社新書を読んでいます。

この本は、地球温暖化の問題をさまざまな角度からとらえていて勉強になります。

サミットでは、「地球温暖化の原因となる温室効果ガスの排出を2050年までに半減することを目指す」という合意がされました。しかし、そんな悠長なことをいっている場合ではなく、この本ではこの
10年が勝負だそうです。

2010年頃、「ピークオイル問題」がおこるそうです。
ピークオイルというのは、石油の供給が需要に追いつかなくなることだそうです。
資源の奪い合いが戦争の原因になっているそうです。

ヨーロッパは自然エネルギーに移行しているそうですが、日本も見習うべきでしょう。

ただ風力発電も、渡り鳥がぶつかって死んだりとか、山の上に風車を建てることが自然破壊になったりしているので、工夫が必要だと思います。

また戦争と環境の問題も取り上げています。

著者はリッター24キロの車を買ったそうですが、装甲車はリッター200mしか走らないそうです。

著者は岩波ブックレットで『戦争って、環境問題と関係ないと思っていた』という本もだしていますが、
戦闘機は1分間に908リットルの燃料を消費するそうです。

戦争が嫌いでいつもそういう記事を書いている私が共感するのもこの点です。

安倍首相は国民には、CO2の排出を1日1キロ減らせとか、サマータイムを導入するとか言っていますが、私は自衛隊の多すぎる軍備を減らしてもらいたいと思います。

次期戦闘機の購入に1兆円かかるという報道が先日ありました。

レジ袋をもらわなかったりしてCO2削減に努力しても、戦争がおきたり、軍備を増やしたりしたら、こうした努力は帳消しになるそうです。

著者はNPOバンクを作って、我々の貯金が戦争に使われないようにして、環境にいい事業に融資しているそうです。
私はこういう活動も調べてみたいと思っています。