これから長い夜の時間が始まる | ひとり立ちできる日まで

ひとり立ちできる日まで

息子は、21歳。小中学生時代でのいじめは、
生き方、性格まで変えてしまうほどのつらい日々でした。
就職したものの、人間不信から、半年で、うつ病再発。
2021年秋からは、就労支援事業所に通所しながら、
再度、社会復帰を目指しています。
母親と、保護猫のブログです

今日も夜は大荒れ⚡️

 

自動車学校での、

他校の男子生徒の視線が嫌だ!と、

喚き始めた。

 

 

「その子達は、そんなふうに見てるわけではないと思うよ。

名前も知らないわけだし」と、言葉をかけても、

 

 

(過去のいじめの)

「あいつら(当時の加害者達)の視線が、

また、思い出されて、どんなことしても、

あの時のことが、こうやってよみがえってくるんだ!!」

と、ポロポロ涙流して、嗚咽が止まらない。

 

 

「死にたい」と、ボソッと言う。

 

「生きていたくない」

 

 

 

「そこに戻ってはダメ。

転校して、友達もできた。

今の学校でも、無欠席でやれてきている。

なのに、また、そこに戻ることはないんだよ。」

「その考え方のクセを、治していこうよ。

病院に行ってみようよ」

 

 

どんなに言葉をかけても、

もう聞く耳を持たない息子。

 

「ホント、死にたい」

 

また、つぶやく。

 

 

私は、自分の部屋に行き、

お出かけ着に着替え、

息子に言い放った。

 

「そんなに死にたいなら、

まず、私をここから突き落としてくれ。

子供が先に死んでしまうなんて、

私は、その先、生きていける自信がない。

だったら、一緒に死ぬから、

せめて、先にここから突き落としてくれ。」

 

 

 

 

 

息子は、私の行動に、

我に返ったように、

「そんなことはできない」と、

 

一人で部屋に戻って行った。

 

 

 

部屋の戸を閉める前に、

 

「死ぬんなら、この部屋で、紐で吊るす」 

そう、私に言い放った。

 

「あいつらの首を絞めて、ここに連れてこい!

警察に突き出してやる!」

 

 

「なんでも、やるよ。一緒に行こうか?」

 

 

 

 

 

やっと、落ち着き、

息子は静かに部屋で過ごしています。

 

隣のリビングで、

耳をすまして、

息子の様子を伺うだけ。

 

息子を信じ、祈るしかない。

 

 

久しぶりに、リビングで、

眠らない夜を過ごします。