持病に苦しむ人を責める気持ちにはなれません | ひとり立ちできる日まで

ひとり立ちできる日まで

息子は、21歳。小中学生時代でのいじめは、
生き方、性格まで変えてしまうほどのつらい日々でした。
就職したものの、人間不信から、半年で、うつ病再発。
2021年秋からは、就労支援事業所に通所しながら、
再度、社会復帰を目指しています。
母親と、保護猫のブログです

病気って、つらいですよね。

 

最近、ある方が、

持病である難病の悪化により、

職を辞したのでありますが、

 

職場にも、同じ難病を抱えている方がおり、

酷な状況を近くで見て感じているだけに、

辞した方を責める気持ちはありません。

 

職場の方は、

大学生の時にその病が発症し、

下血、下痢を繰り返していくうちに、

腸を一部切除、人工肛門を装着、

 

大学は退学することになり、

卒業後は就職したものの、

症状がぶり返し退職。

 

今は、障がい者雇用枠で転職してきています。

 

 

「朝礼の時など、トイレにいるので、

いない時があるかもしれませんが、すみません」とか、

 

「お休み多くてすみません」

 などと、

 

病気なのだから、仕方ないにしても、

きちんと正直に説明しないと、

理解を得られず、

責められることもあるようで、

 

病気だけではなく、

自分の振る舞いについても周りの理解を得られないと、

居場所を見つけられずに

生きづらさを感じているようです。

 

 

 

自分は、アトピーさんなんですが、

今は、顔に出ておらず、

長袖を着ているので、

はたから見ると、アトピーで悩んでいることなんて、

周りは知らないかもしれません。

 

でも、気温の変化や、

入力業務が多く、腕、手指を酷使してくると、

ムズムズかゆみが増大し、

つらくなることがあります。

周りに理解されないことは、

苦しくつらいものです。

『もう、仕事続けられない』

最近は、年齢のこともあり、

そういう気持ちになる日が増えました。

 

 

息子は、

心に見えない傷があり、

目をつぶると、いじめ加害者たちの視線がよみがえり、

数年たった今でも、社会生活に支障をきたしています。

それでも、『卒業』という目標のために、

頑張って登校しています。

 

 

見えないものは、

他人から理解されることが少ないです。

 

自分の病気を理由に職を辞することは、

学校を退学するということは、

想像以上に苦しく、簡単に決断できるものではありません。

 

 

苦しい決断をした人に対して、

責める気持ちになれない自分がいます。