病気って、つらいですよね。
最近、ある方が、
持病である難病の悪化により、
職を辞したのでありますが、
職場にも、同じ難病を抱えている方がおり、
酷な状況を近くで見て感じているだけに、
辞した方を責める気持ちはありません。
職場の方は、
大学生の時にその病が発症し、
下血、下痢を繰り返していくうちに、
腸を一部切除、人工肛門を装着、
大学は退学することになり、
卒業後は就職したものの、
症状がぶり返し退職。
今は、障がい者雇用枠で転職してきています。
「朝礼の時など、トイレにいるので、
いない時があるかもしれませんが、すみません」とか、
「お休み多くてすみません」
などと、
病気なのだから、仕方ないにしても、
きちんと正直に説明しないと、
理解を得られず、
責められることもあるようで、
病気だけではなく、
自分の振る舞いについても周りの理解を得られないと、
居場所を見つけられずに
生きづらさを感じているようです。
自分は、アトピーさんなんですが、
今は、顔に出ておらず、
長袖を着ているので、
はたから見ると、アトピーで悩んでいることなんて、
周りは知らないかもしれません。
でも、気温の変化や、
入力業務が多く、腕、手指を酷使してくると、
ムズムズかゆみが増大し、
つらくなることがあります。
周りに理解されないことは、
苦しくつらいものです。
『もう、仕事続けられない』
最近は、年齢のこともあり、
そういう気持ちになる日が増えました。
息子は、
心に見えない傷があり、
目をつぶると、いじめ加害者たちの視線がよみがえり、
数年たった今でも、社会生活に支障をきたしています。
それでも、『卒業』という目標のために、
頑張って登校しています。
見えないものは、
他人から理解されることが少ないです。
自分の病気を理由に職を辞することは、
学校を退学するということは、
想像以上に苦しく、簡単に決断できるものではありません。
苦しい決断をした人に対して、
責める気持ちになれない自分がいます。