息子に課題を押し付けてみた | ひとり立ちできる日まで

ひとり立ちできる日まで

息子は、21歳。小中学生時代でのいじめは、
生き方、性格まで変えてしまうほどのつらい日々でした。
就職したものの、人間不信から、半年で、うつ病再発。
2021年秋からは、就労支援事業所に通所しながら、
再度、社会復帰を目指しています。
母親と、保護猫のブログです

休校中のさなか、

息子の在籍する高校から、郵便が届きました。

新学年で使う教科書代金22000円の振込依頼と用紙でした。

 

授業は、3月からストップしたまま、

オンライン授業なんて、ありません。

 

授業が行われることはなくても、

授業料は返って来ませんし、

この先もどうなることやら、

ため息ばかり。😩

 

相変わらず、息子は、

一人で部屋にこもって、

一人の生活を楽しんでいますが、

 

「このままでいいのか。。。」

また、ここでもため息ε-(´∀`; )

 

 

そこで、息子に、「銀行振込」を頼んでみました!

 

「僕がどういう人間になったか、わかってるだろう!!」

「普通の人と違うんだ!」

想像通りの答えが返って来て、

拒否の態度を変えません。

 

 

「これから、社会人として働き、

給料をもらうことになる。

自分で銀行にも行けない、お金をおろすことも、

振り込むこともできないことは、

自立して生活できないことになるんだよ。

このままずっと、私がお金を管理してもいいのか?

給料を私に全て預けることにもなるよ」

 

 

息子は下を向いたままでした。

 

 

「銀行の近くに、たこ焼き屋があるから、

帰りにたこ焼き買う?代金出すよ」と、話すと、

 

「面倒だけど、行ってみる」と、出かけて行きました。

 

 

1時間後、怒って、憮然とした表情で帰って来ました。

 

「できるわけないじゃないか!

ドアからのぞいたら、人がたくさんいて、

みんなこっちを見てる。一度にたくさんの人に見られるのが嫌なんだ!」

 

「人が苦手なんだ!こういう自分になったのは、いじめのせいだ!

全員にやられたんだ、そんなことされたことないから、

わからないんだ!!」と、

私を責めて来ました。

 

 

しばらく、私も黙っていましたが、

「学校の先生に相談してみて」と、

私が銀行に行く選択はしませんでした。

 

 

1時間ほど、息子は部屋にこもった後、

落ち着いたのか、

「もう一度行ってみる、人をジャガイモと思えばいいんだよね」と、

独り言のような、自分を励ます言葉を口にして、出かけて行きました。

 

 

 

しばらくして、息子はスッキリとした顔で帰ってきました⭐️

 

「銀行に入って、振込のやり方教えてくれた」🙂

 

また、ハードルを一つ越えることができました!

 

 

「たこ焼きは?」と聞くと、

 

 

 

「食べながら帰ってきた🐙」

 

心配してた私、脱力感で、ヘタリました(~_~;)