恋に悩める男子、レヴィンですおはようございます。

でもな…ほんとにいいのか俺?なんて、ぐずぐずしてたら、




相手から誘われて断るヘタレな俺。


騎士隊入隊が決まってからモテすぎて、モテ王になった。

女の子ってちゃっかりしてるよな。

まあ、年末だってのもありそうだけどさ。


ワイアット誘って飯食いに行って、

「レヴィン君好きな子にはちゃんとしないと、いつの間にか他に恋人が!ってなるよー」

「好きかわかんないんだよ。声かけてくれる女の子達よりは気になる子だけど」

「森にお弁当届けてくれたんだっけ?レヴィン君意外と単純だね」

「うるせーよ。いや…なんかさ?チーズ小屋でせっせと働く姿とかも可愛いかなっ…って何言ってんだ俺」

「レヴィン君、それは恋だよね。うん。がんばれ」

「そういうお前は?」

「んー…どうかな。レヴィン君に相手にしてもらえないって泣きついてきた子なぐさめるのに手一杯かな」

「アホか。それこそお前に近づく口実じゃねーか。はー…今日は空が青いな」



…ほんとお前こそどうなんだよって言ってもにこにこしてやがるし。

まあ…ほんとそろそろ腹括るかな。

なんて席を立てば、


イケメンかよ。



森篭りもまた新年からずっとだから、ちょこっと国内をフラフラしてみた。

イケメン農官ランダルに体験服を貰って、


農官体験してみた。


…黙々とチーズ作りする俺。
農官って大変だな。




数日フラフラしてるのにも飽きて、前を歩いてたアルシアちゃんに、勢いで声をかけた。



「この前は断ってごめん。やっぱ俺から言いたいなーって思ってさ」

「断られたし、レヴィンさんのまわりに沢山女の子いたから、もうダメなんだと思ってた‥」

「んー…可愛いなって子に声かけまくってただけで、仲良くはならないよ」

「ほんとうに?」

「うん。ほんと。俺にはアルシアがいるし」

「ふふふありがとう」

「俺こそ、断られるかと思ったよ」


「こういうのは男から言わせてよ」

「女の子だって言いたいわ」

「じゃあ…俺のこと好きって言いまくっていいよ」

「ええっ!それは恥ずかしいかも」

「好きだよアルシア」



砂糖が口から勝手に出てきた俺だけど、自分の行動に自分でも少し驚いてる。


告白後、花束渡して…


家まで送った。


別れるのが名残惜しくて、釣りに誘ったらさ、


釣りに夢中になっちゃうアルシアちゃん。

何回か途中で話しかけてみたり、キスしてみたりしたけど、ずーっと釣りしてる。

その姿を可愛いな、とか思って見てる俺。変態か!

夕方になって、ラダ小屋に行くと釣りをやめたアルシアと、明日のデートの約束して解散した。

なんだこのふわふわしたかんじ。

自分でも浮き足立ってるのがわかる。

恋愛脳に侵食された俺は、帰り道にヤーノ市場でまた花束買っていつかのためのエンゲージリングを買いに行った。


「気が早いねーレヴィン君。釣りにでも行かない?」

なんて笑ってるワイアットと釣りに行った後、夕飯食いに。




「おめでとうレヴィン君。やればできるじゃない」

「子供のおつかいかよ」

「そっかー…レヴィン君にも恋人できたかぁ。そろそろちゃんと考えようかな」

「なんだよ?ちゃんと決めた子いるとか?」

「うーん…まだ内緒」

「まあ…お前なら大丈夫だろ。がんばれよ」


そんな会話しながら火酒2本は空けて、お互い帰路についた。



ってことで彼女ができました!