ガブリエル・バンサン | Rapunzel Castle
『たまご』
ガブリエル・バンサン 著
出会ったのは十代も終わりの頃。
本当に文字の無い絵本。
文字通り絵を読む絵本。
地平線を遥かに見渡す大地に
ぽつんと佇むたまご。
そのたまごを巡って織り成す
人々の愚行、そして不可解な結末。
シンプルな木炭デッサンの一項一項に
人それぞれ、寓話を見る。
ガブリエル・バンサン
一番好きな作家であり、画家でもある。
美術大学を卒業後も
彼女はひたすらデッサンに専念し、
その後数々の絵本とデッサン集を発表する。
「アンジュール」「老夫婦」「裁判所にて」・・
力強いデッサンで描くのは、人間の真実。
何度読んでも
心を揺らす。

