■ネガティブファクターを認識する
ネットワークパワーを使って生活基盤を安定させ、一人ひとりが豊になって行くその前に、
そのツールとなるマルチティアシステムの持つネガティブな面を、
しっかりと認識しておく必要があります。
ネットワークが持つパワーには非常に大きな力があります。
先日も少し触れましたが、皆さんご存知の通り中東で「アラブの春」と呼ばれる
独裁政権の崩壊が次々に起きていますが、
そのきっかや大きな力となったのがソーシャルメディアと言われています。
また、少し前になりますが、オバマ大統領誕生にも大きな役割を果たしたと報道されていました。
社会や世界を変革するほどのこのように大きな力を持つネットワークです。
私たち一人ひとりの生活を豊にする大きな力を秘めています。
その大きなパワーをシステムとして利用する場合の、ネガティブな現れ方を見て行きたいと思います。
ネガティブな面をしっかり認識することが、
システムの持つ建設的有効性を生かす上で、大きな手掛かりとなります。
■分岐点
ところで、様々な物やシステムにも欠陥や、
本来求めるものと相反する要素が共存しているのではないでしょうか。
車でも薬でも会社組織でもそうですし、社会システムにしても完全などと言うことは有り得ません。
使う側、運営するサイドがどのような感性とビジョンを持って役立てるかによって、
その行く末も大きく変化するものと思います。
ネットワークを構築して行くプロセスが第一の分岐点としてのファクターになります。
システムがどのようなものなのかにもよりますが、
簡単に言えば、ネットワークを繋げて行く紹介活動に於いて、
ダウン(下位者)の勧誘にどのような感性で望むかが成長性を芽生えさせるか、
後退させるかの分岐を生じさせるのではないでしょうか。
MLMにおいて、過去多くの方が友人や知り合いの方などから畳み込むような、
若干無理のある営業や勧誘を受けた経験があるのではないでしょうか。
或いはセミナーなどに誘われ、その雰囲気と流れを使って勧誘されることもあります。
友達を無くすシステムと言われることも有りますねw
勿論全てでは無いでしょうが、システムの持つネガティブな部分を乗り越えられず、
内包したままの状態でプロセスを踏んでいく実情が見え、
限界性を受ける場合があります。
つまりは、被勧誘者(非会員)の任意性よりも、
勧誘者(会員)の恣意的行動性のエネルギーやパワーが上回るため、
嫌悪感が否めなくなります。
勧誘者側の論理性に同調することなく参加するのは苦痛となって行きます。
システムが持つ有用性は建前的なものとなり、
活動の中で後退して行ってしまうか、参加者が盲目になってしまう、
またはあえて見ぬふりをする危険性を孕んでいるのではないでしょうか。
■任意性と自由性
では、どのような感性と運営プロセスが理想と考えられるでしょうか。
世間一般の商品は、当然のことながらマルチティアシステムを取り入れずに販売されています。
通常は需要と供給の双方の任意性の上にバランスされています。
販売者側に過度の販売や供給があったとしても、
基本的には購入者側に最終決定権があるため閉塞性は生じにくいものと思います。
購入者は必要なものを必要に応じて可能な範囲で購入する自由性を持ちます。
マルチティアシステムに於いても、
この自由性を保持することがシステムの有用性を生かす上で不可欠な要素ではないでしょうか。
ここをクリアすれば、通常の商取引にマルチティアシステムネットワーク特性が加味される訳ですから、強力なものとなる可能性があります。
マルチティアシステムの乗り越えられない大きな分岐点、
ネガティブなファクターはこの任意性と自由性の「後退」だったのではないでしょうか。
システムが活動の上位に、感性とビジョンが下位に有ったとも言えます。
この関係性を逆転させることが次の分岐点へと進む鍵ではないでしょうか。
追記
上記記述、またこれからの記述は、私が今までに経験した範囲に於いて感じたことをベースにしています。
全てのマルチティアシステムビジネスが記事の内容に当て嵌まるものではございません。