秋の空と・・・ | 多岐亡羊 音楽支部

秋の空と・・・

人間の心とはとかく移ろいやすいもの。

そして「知らなかった頃」には戻れないのもまた人の真理。


長らく携帯する音楽プレーヤーとしてでかい重い液晶モノクロの初代ipod mini (nanoの前身、と言ってよかろう。すでに生産中止)を使用してきた。

別にその初代は(若干バッテリー持続時間が短くなってきたが)問題ないレベルで作動する。
4GBをフル活用して気に入った曲だけを入れ、おもにシャッフルで再生していた。

しかし、このほど新たにipod shuffleを購入した。

理由は単純で、miniでは走るときに装着出来ないからだ。
否、miniも装着出来ないではないのだが、「ほぼクリップ」であるところのshuffleとの比較になると完敗であるというのは誰しもが認めるところだろう。

さらにそこに「ランニング」という要素が加わると、その重量差、大きさの差は致命的なもの。

かてて加えて5千円強というshuffleの価格。
「運動時のみ」のためだけであっても購入するのをためらう要素は特にない。

こちらのshuffleにはminiと趣向を変えて(というかその購入の目的に合致するように)、「とにかくテンションが上がる曲」をセレクトしていれた。
まぁこの「テンションが上がる曲」というのの定義は、特に自分においてはさらに言葉を尽くして説明しなければ伝わらないところもあるのだが。極論すると、天国旅行だって自分にとってはテンションが上がる曲なわけで、普通に自分がいうところの「テンションが上がる」は曲の形態(スネアがからっと鳴ってる、とかテンポが速い、とか)で言い表せるものではない。

が、shuffleのための選曲でいう「テンションが上がる」は、自分の常の定義とは違い、まさに前述した「ぱっとみの派手さ、元気のよさ」のことである。
つまりは運動しているときは「世間的にわかりやすい曲」があっていた。ということ(笑)


閑話休題。


ともかく、これから先はshuffleは運動用、miniはその他の外出用。になるであろうと思っていた。

ところが。
購入から2週間。
気がつくといつもshuffleを持ち歩いている自分がいる。

shuffleにはイエローモンキー2曲しか入ってないのに(そんだけ運動にはあわなかったってことで:笑)

miniは荷物だが、shuffleはまさにクリップといった程度の存在感で、荷物感覚がない。
classicが小型化されようがnanoが何回リニューアルされようがかたくなにminiを持ち続け、「mini持ち」であることを「無携帯人」のようにある種の称号のように(自分で勝手に)思っていた自分が、である。

恐るべし。

ipod touch(iPhone)のエントリー でも触れたが、このまま技術革新が続くと外界とのインターフェイスとしての私たちの感覚器には、いったいどういった変化がおとずれるのだろうか。とかとか。


まぁこのエントリーを一言でいうと「あたらしく買ったipod shuffleがすげー小さくて便利ではまってる」ってことで終わるんだけど(笑)