同じ市内に櫛職人がいらっしゃると知り、勇気を出して購入したのはいつだったかと、
過去のブログを遡ったら、2018年3月のことでした。
当時の記事はこちら↓
一生モノのつもりでとてもとても大切に使っていましたが、根が大雑把な性格なので、洗面台に落とすこともままあり、そのせいで縁と歯が欠けてしまいました。
縁だけならどうにか使えたのですが、歯が欠けた状態で使うと髪を傷めてしまいそうなので、新しいものを求めに再び職人のもとに。
梳かし櫛の職人、お名前は松山さんと言います。こちらは店舗がないので、工房兼ご自宅にアポイントを取って伺います。
約束の時間に伺うと、ご本人がわざわざ出迎えてくださいました。
案内に従ってお部屋に入ると、そこには奥様もいて、お二人から丁寧に説明をいただきました。
お二人とも気さくな方で、丁寧かつ熱心なお話に、櫛はすぐに決まりました。
櫛を決めてからも色々とお話を伺い、とても楽しかったし勉強になりました。
松山さんもブログをされているというので、帰宅後探しました。
私が買ったのは、多分この記事↓のサイズだと思います。
壊れてしまった櫛のサイズが三寸五分と聞いて、それより一回りか二回り大きいサイズにしたので、四寸か四寸五分のはず。
説明を聞いた直感でさくさくっと決まったので、サイズがうろ覚えで申し訳ない。
小国神社の御神木、イスノキからできた櫛。
イスノキはとても堅いので、堅いぶん壊れやすいのだそうです。
恥ずかしながら現物を松山さんにお見せしたら、「御神木の櫛をこんなに使った人は初めて見た」と言われました。
そりゃ使いますよ!!
毎日朝夕、神様に守ってもらう気持ちで大切に使ってました。
歯が欠けた状態で使うと髪が傷みそうですが、惜しいので時々使おうと目論んでいます。
上が新しく購入した櫛。こちらはつげ櫛です。
粘りけがある材質で、イスノキより折れにくいとのこと。
ケースは奥様の手作りです。地元の遠州木綿を使ったケース。すごく可愛い。
お二人は櫛の普及(と言っていいのかな?)に尽力されていて、色んな製作をされています。
ご本人のブログを見ると分かるのですが、実際に見せていただいたものがとても素敵だったので、少しだけ続きます。