もともとは土曜日開催、但し雨天の場合は翌日に順延、という予定でした。
ところが、この週末は台風到来確実。土曜日より日曜日の方が荒天が予想される悩ましい週末でした。
園が出したのは、天候に関わらず土曜日に開催。
但し、時間が経つほど悪化するという天気予報を考慮して、午前中で終了させるために低年齢の競技を削る、というものでした。
年長さんは最後の運動会。なるべくたくさん思い出を作ってほしい。
そんな思いがひしひしと伝わってくるので、娘の出番がなくなってしまうことに寂しさを覚えつつ、仕方ないかと応援に徹しました。
実際、娘のクラスの子どもたちは出番がなく、さりとてお姉さん、お兄さんの応援も飽きてしまい、途中からぐずったりイタズラを始める子がチラホラ。
おやつを食べたり、会場周辺を少し散歩したり、何とか気持ちを持ち上げて過ごしました。
肝心の上級生は、それぞれの競技に一生懸命取り組んでいました。
個人競技では、練習通りにできずくじけて泣いてしまう子をみんなで応援したり、
団体戦では、勝ったみんなで手をとって喜んだり、負けて悔しがったり、悔しくて泣ける子を同じチームの子が慰めたり。
まだまだ子どもだけど、子どもなりに互いを思いあう姿を見て、まるで我が子の事のように目頭が熱くなってしまいました。
みんな、自分の身長よりずっと高い壁をよじ登ったり、すごい早さで走ったり。
運動不足の私なんかよりよほど上手に体を使って競技に取り組んでいました。
夫は、そんな上級生を見て「数年後、娘はあんな風に体を使えているだろうか」と変な心配をしていました。
私は私で、ある種他人事な今年ですら目頭が熱くなったのに、娘の年になったら果たして涙を堪えられるだろうか、とやはりとんちんかんな心配をしていました。
台風で例年とは色々異なる運動会でしたが、だからこそ記憶に残る運動会になりました。