ベビーフードのちょっと変わった使い方 | 紫苑の徒然日記

紫苑の徒然日記

育児を中心に、日頃感じることを気ままに。

出掛けるのが大好きで、しかも料理が苦手なので、外出時と、献立に悩んだ時のために、離乳食が始まった初期の段階から市販のベビーフードには大変お世話になりました。
今でこそ大丈夫ですが、始めた当初は大豆に少しアレルギーのような症状が出ていた娘。
他の食品も本当に慎重に進めていたので、メーカーによっては「まだ試していない食材がたくさん入っているな」と購入を見送る物も少なくありませんでした。
そんな中でずいぶんとお世話になったのが「和光堂」というメーカーさんのベビーフード。
初期の頃は、自分で調理するのが大変なレバーペーストのモトや、ホワイトソースやコンソメのモトなんかものすごくお世話になりました。

↑これなんか、必ずストックがあって、ちょっとした調味料代わりにも使ってました。

徐々に月齢が上がり、食べられる物が増えてきてからお世話になったのがこちら。
これの何がいいかというと、蓋を取り外せば容器も丸ごとレンジで温められること、
常温(レンジで温めない)でも食べられること、そして何よりスプーンがついていることでした。
外出、特に泊まりの旅行では、食器洗いが難しいことも多く、食器の用意に頭を悩ませていましたが、スプーンがついていれば、この箱を持ち歩くだけで大丈夫。
旅行に限らず、近所のショッピングモールに出掛ける時の昼食など、本当に大活躍でした。

ところが、使い勝手がいいからと買溜めすぎてしまい、使うタイミングを逃したまま台所の隅で眠っていたものがいくつか出てしまいました。
保育園では、こういうものを気軽に譲れるママ友はまだいませんし、そもそも、同じくらいの月齢の子達はもうこれを必要としていません。
このまま捨てるしかないかなぁと残念に思っていたら、思わぬ出番に遭遇しました。

それは胃腸炎の後のリハビリ食です。
少し前に胃腸炎になった時、医師から言われました。
「まずはイオン水のような水分を数口から始めること。丸1日くらいは水分だけで様子を見て、それからお粥なんかの胃に優しいものから徐々に慣らすこと」
お粥は市販の物がありますから問題有りませんが、今さら離乳食を1から始めるようなことはできれば避けて通りたい。
そんな時に、台所の隅で眠っていたあのベビーフードが役に立ちました。
一口大よりもう少し小さめで、歯で噛まなくても食べられそうなくらい柔らかくて、味つけも薄味でとろみがついている。

1歳を過ぎた辺りから食事にとろみをつけることはほとんどなく、娘が自分でスプーンで掬うのを難しそうにしていることも多々ありましたが、
とろみがついていることで掬うのも簡単に出来ていて、図らずも一人で食べきる成功体験にもなりました。

まだいくつか残っているのですが、幸い賞味期限は半年以上先。
娘が元気に過ごせればそれが一番なのですが、いざという時の病気食代わりになることが分かり、捨てられるのを待つだけの寂しい遺物からお守りに代わりました。