もう6年 | 紫苑の徒然日記

紫苑の徒然日記

育児を中心に、日頃感じることを気ままに。

あの大震災からもう6年が経とうとしています。

私の記憶の中で一番古い大震災は、阪神淡路大震災です。
当時は学生で、学校全体で募金活動を行ったのと同時に、クラスでも募金をしようということになりました。
募金と言えばコインでするものだと思っていたところ、担任の先生がお札で募金してくれて、いい意味でショックを受けたので、今でも覚えています。

東日本大震災の時は、初めての転職をして、新しい環境で働き始めた頃でした。
本来するべき業務はまだまだ勉強中で、外回りの仕事を主にしていた時期でした。
ラジオをつけて車を運転していたら、パーソナリティーが普段と違う固い声で「今揺れてます。ずいぶん長い揺れです。皆さん、机の下等に隠れて安全を確保してください」と何回も伝え始めました。
赤信号で止まったところで気配を凝らしていたら、エンジンで生じる揺れとは明らかに違う揺れを感じました。
当時の職場にはテレビがなく、事務仕事をしていた先輩方の方が情報が少なく、混乱を来していたということを後に知りました。
仕事を終えて帰宅し、テレビをつけて、どこで地震があったかを初めて知りました。
同時に、津波のあの衝撃的な映像を見ました。

私が住む地域は、私が生まれた頃には既に「大地震が来る。近いうちにきっと来る」と言われていた地域です。
幼稚園に通っていた頃から防災頭巾は当たり前で、定期的に避難訓練が行われていました。
そんな風に言われながら、私が住む地域はいまだ地震が来ません。どこかで大きな地震があるたびに「次はここか?!」と身構えますが、まだ来ません。

それは、直近的にはありがたいことですが、溜めに溜めたエネルギーが爆発するいつかの事を考えると本当に怖いです。
大きな地震があるたびに、我が家の防災に対する備えを見直してきました。
今年も、また見直す時期です。

夫はライフラインに関わる仕事をしているので、有事の際は私一人で自宅のことも娘のこともどうにかしなくてはいけません。
幸い、義両親とはそれなりに良好な関係を保っているので、義両親の力を借りることはできると思います。
それでも、備えは必要だし、対策も必要です。
今もなお復興道半ばの被災地のことを心に留めて、自身に活かしたいと思います。

先日、地元の百貨店で「大東北展」(物産展)が開催されました。
笹かまぼこもずんだ餅もくるみゆべしも大好きです(食べ物ばかりなのはご愛敬ですよ)。
半分は純粋に「食べたい」という気持ち、もう半分は「地元の物産を買うことで、少しでも復興に役立つなら」という気持ちで、幾つか買い求めてきました。
東北以外にも、スーパーで熊本産や大分産のものを見つけると積極的に買い求めています。
本来なら、ボランティアだったり、そうでくてもせめて現地に赴くべきでしょう。
でも小さな子を抱えて赴くには、東北も九州も遠いです。
もう少し子どもが大きくなったら(小学生くらいとか)、どんなことがあったかを話して、子どもと一緒に行きたい。
それが私の目標の1つです。