高いたかーい | 紫苑の徒然日記

紫苑の徒然日記

育児を中心に、日頃感じることを気ままに。

娘がディズニーデビューした週末の話です。

1泊2日の1日目がシー、2日目がランドで、それぞれ開園から閉園まで遊び倒すというのが独身時代の私のスタイルでした。
ところが今回は1歳の娘が中心。ただでさえ初めての新幹線、初めてのディズニーと刺激過多な内容だったので、2日目は娘の体調を考慮して早めに帰路につこうと計画していました。
でも、何もしないで帰るのももったいない。
という訳でスカイツリーに登って帰ってきました。

とはいえ、なかなか曲者でした、スカイツリー。
アクセス自体は便利です。
舞浜駅からスカイツリーまで直通のシャトルバスが(1時間に2本だけど)出ているし、スカイツリーから東京駅までのシャトルバスも出ています。

何が大変だったって、スカイツリーの人気をなめてました。
ディズニーでは20分待ちさえ敬遠した我々ですが、スカイツリーではまさかの1時間待ち。
とはいえ、せっかく行ったのに登らないのも悔しいので仕方なく行列に並ぶ我々。
案の定というか何というか、娘が飽きてしまったのが大変でした。
幸い大人4人だったので、ちょろまか動き回る娘に私がつき、他の3人で行列に。
途中でおやつを与えたりしながら何とか登ることができました。
事前予約が可能だったようで、ディズニーでいうファストパスよろしく「予約専用レーン」なるものがありました。
バスの時間が分からず出たとこ勝負だったので予約しないで行ったのですが、やはり予約しておけば良かったなぁと後悔しました。

上部の展望フロアはぼちぼちの混み具合。
高い所が苦手かどうか分からずに行ったのですが、娘は全く怖がることなく窓際へ。



熱心にあちこち指差している娘。
タッチパネル式の案内もありました。
建物に触るとその名称や歴史が分かったり、夜景バージョンを見れたりする面白いコンテンツ。
実は祖父は高所恐怖症。それでも「せっかく東京に来たのだから」と展望フロアまで来ました。
そんな祖父でも窓辺に近寄らずに絶景を楽しめるので、このコンテンツは非常に画期的だと思います。
もちろん、娘もテンションアゲアゲで楽しんでました。



こちらは床がガラスになっていて地上の様子が見えるもの。
写真だとすこぶる分かりにくいですが、車ですら米粒大な辺りに展望フロアの高さが伺えます。
じっくり見たらそこそこ怖かったと思うのですが、すごく人気で人波に押し流されてしまい、シャッターをきるのが精一杯でした。

一通り展望フロアを楽しんで、本当はソラマチで昼食をとってから帰る予定でした。
この時既に2時近かったのですが、ソラマチの飲食店はすごい行列。
娘は既にくたびれ果てて抱っこ紐の中で寝ており、大人も皆疲れていたので東京駅まで戻ってそこで遅い昼食をいただいて帰りました。



たまたま入った焼き鳥屋さんの定食。これは親子丼。
ちょっと濃い目の味付けで、お酒のお伴が前提かなという感じではありますが、さすが鶏のお店というかすごく美味しかったです。
他にも照り焼き定食とチキン南蛮定食も味見させてもらいましたがどれも美味しかった。
疲れと人混みに圧倒されて行方不明になっていた食欲がじんわり戻ってくるお味でした。

シャトルバスを使ったのは大正解でした。
1つ乗り遅れると何十分も待たなければなりませんし、運賃は電車に比べると多少お高めですが、
大きな荷物を持って移動する手間が省けますし乗り継ぎの大変さもありません。
利用客がさほど多くないので席もゆったり座れますし、車内が静かです。
うっかり寝てしまっても乗り過ごすこともありません。
スカイツリーから東京駅に向かう道中に両国国技館の前を通る予定だったはずなんですが、すっかり寝てしまっていて見れなかったのが唯一の心残りです。

娘のディズニーデビューはそんなこんなで何とか終了しました。
ショーもアトラクションも買い物も食べ物も全部楽しみきっていた独身時代に比べると物足りなさは半端なかった。
でも、娘が楽しそうに過ごせて、そんな娘と行くことを楽しみにしていた両親を連れてくることができたのはすごく嬉しかったです。
両親がいなければ、この旅行はもっとどたばたしてくたびれた気持ちだけが残るものになっていたと思います。

2日間、孫の世話を手伝いながら全行程を歩ききってくれた両親。
大して好きでもないディズニーに、しかも義両親同伴という面倒臭さを抱え、それでもイヤな顔をせずに過ごしてくれた旦那。
そして何より体調を崩すこともなく笑顔で過ごしてくれた娘。
みんながいたから、私も小さい子連れの旅行という不安に打ち勝って楽しむことができました。
すごくいい思い出になって嬉しいです。