迷子 | 紫苑の徒然日記

紫苑の徒然日記

育児を中心に、日頃感じることを気ままに。

家族3人で、市内の巨大ショッピングセンターに行った本日の午後。
そろそろ帰ろうかと駐車場に向かう途中でその子に出会いました。

私たちの前を歩いていた2歳くらいの女の子。
私たちの前を歩いていた大人は皆、その子の親には見えませんでした。
ふと向きを変え、私たちの後ろに戻り始めた女の子を追いかける大人はなく、かといって後ろで迎える大人もなく。
気になって暫く見守っていましたが、女の子はその場でキョロキョロするばかりで一向に親らしき大人の気配はなく。

結局、話しかけました。

「どこから来たの?」

「誰と来たの?」

いずれも反応はなく、質問を変えました。

「お父さんと来たの?」

「お母さんと来たの?」

やっぱり返事はありませんでした。

そうこうしている間に、近くで様子を見ていた子連れの女性が、店員さんを呼んできてくれました。
見知らぬはずの大人に囲まれても泣く気配がなかったので、店員さんに事情を話し、インフォメーションセンターに連れていってもらいました。
が、私たちが車に乗り込み出発するまでの間に、迷子案内は聞こえませんでした。


歩き始めたら、どんなに気にかけていても、一度は迷子になるのだろう。
そんな時、こんなに大きなショッピングセンターでは探すのは本当に難儀するだろう。
あの子も、きっと親が必死に探してるから大丈夫だよ。
放送を聞けばすぐに迎えにきてくれて会えるよ。


帰路もずっと気にかかって仕方なかった私に、旦那はそんなことを言ってきました。

自分も人の親になったからこそ、見過ごせなくて関わってしまいました。
でも、一歩間違えたら、こちらが不審者扱いされかねません。
とても複雑な気持ちになりました。