涙、涙の日々でした | 紫苑の徒然日記

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育児を中心に、日頃感じることを気ままに。

帝王切開での出産は、入院日数が自然分娩より1日長くなります。今回はそんな入院中のお話。

入院初日は麻酔の効果も相まってほとんど寝ていました。
子どもも看護師さんに預けているので、授乳のタイミングで連れてきてもらうだけ。

次の日からが戦いでした。まずは自分で起き上がれなくちゃいけません。歩けないと病室にたどり着けないんです。
「1人でトイレができたら病室に行けるからね」と言われ、頑張りました。
一歩動いては一息つき、また一歩動いては一息つき…を繰り返し、何とかミッションクリア。
病室への移動も、同じ感じで行きました。

本来は出産当日から母子同室が基本の病院ですから、病室に着くなり「(赤ちゃん)連れてきます?同室できますか?」と聞かれました。
無理ムリ、絶対無理(ヾノ・∀・`)
ベッドから起き上がるのも重労働なのに、泣いてる赤ちゃんに対応とかマジムリ。
という訳で何とか夕方まで預かってもらい。

でも、本当に大変だったのは産後3日目以降でした。
赤ちゃんは生まれて数日は体重が減るものです。ところが娘は減りが多すぎた。
どうやらおっぱいを上手く飲めていないらしいことが判明したのです。
そんなこと言われても、吸われてる感覚はあるし、どうしていいのか分からない。
助産師さんから道具を色々お借りして、搾乳したり、足りない分はミルクを足したり。
当然直接吸う練習もしたのですが、飲む姿勢を取るだけで背中を反らせて泣くようになってしまったりして。
おっぱいが出ない訳じゃないとフォローされたものの、搾るうちに空しさとか悲しさとか色んな感情が入り交じって、涙が出ました。

授乳は上手くできないし、夜は全く寝てくれないしで心身共に疲れはて、子どもに手をあげかねないほどイラついてしまい、
ナースコールで助けを求めたりもしました。
よほど酷い顔をしていたのか、ミルク対応で一晩預かってくれました。起こされるのを覚悟していたので、ゆっくり眠れたのはありがたかった。

一度泣いたら涙腺が緩みっぱなしで、これ以降は助産師さんが部屋に来る度に泣いてしまいました。
自分では落ち着いているつもりの時でも涙が勝手に出てくるものだから、必要以上に心配されていた気がします。

暗い内容ばかりですが、明るい方向で驚いたのは入院中の食事です。
3食ぷらす3時のおやつが出ましたが、毎回食べきれないほどのボリュームでした。



これがとある日の夕食。朝、昼、おやつで既に満腹なので、夕飯は大抵半分くらい残してました。
配膳に来て下さる方に申し訳なく思っていたものです。



こっちは別の日のおやつ。
生クリームは乳腺が詰まる原因になると聞いた直後のおやつがこれだったので、大丈夫だろうかと心配になりました(^_^;)

色々ありましたが、ミルクを足すようになって体重も戻り、何とか予定通り退院することになりました。
まだまだ痛みで上手く動けない体を抱えて実家に帰省です。
帰省後のばたばたはまたの機会に。