先日、同僚が長野県にあるパン屋を訪ねた、というエピソードを書きましたが、そのときの様子を詳しく教えてくれました。

  まず、モラハラパン屋の新店舗は、何ヘクタールもあるだだっぴろい畑の農道のど真ん中にあるらしく、周りには何も存在しない場所で、駐車場も、非常に狭いため、入るのに若干勇気が必要だったらしいです。

   同僚は奥さんを連れていたのですが、奥さんもまた、同僚が帰宅後に、事細かに私の交際の悲喜劇的な顛末のすべてを話の肴にしていたせいで、「よほどのことね。。一体どんな人なの?」と関心を抱いてくださっていたらしく、、パン屋に立ち寄ることはやぶさかではなかったようです。

     同僚は、、伊那から、諏訪に向かう途中、「いいか、絶対笑うなよ。」と奥さんに言い聞かせていたそうです。奥さんは、「そうね。」と言いつつ、「でも、自信ない。その人が、パンを落っことしたり、なんかしらのヘマをやらかしたら、笑ってしまうかも。。」という会話を繰り返しながら、インターチェンジを降りたそうです。しかし、目的地が近づくにつれ、、、見渡す限りの広大な畑のど真ん中に、件の店がポツンと立っていることに気づき、、、「これ、『どうして、ここを知って来たんですか?』と聞かれたら、なんて答えるのよ?こんなだだっ広いとこで道に迷った、、なんておかしいし。。わざわざ来たとしか受け取れない立地じゃないの!」と奥さんは心配していたらしい。。「まあ、俺が適当に答えるから心配するな。」という同僚。。。「アヤシすぎるわよ。。私たち八王子ナンバーだし。。ミレナさんの名前は絶対出したらダメよ。」と釘をさされる同僚。。。その後、無事店に到着したものの、、、扉は閉まっていて、呼び鈴にも応答はなく、、、パン屋との邂逅は、叶わないまま、同僚は帰路に着いたそうです。

  「おおかた、仕事そっちのけで、新しい女とでも、よからぬ関係に及んでたんじゃないか。」というのが同僚の推理です。私も、それに1票、ってところでしょうか。