私はかつて、長野県にあるパン屋を営む男と交際し、、モラハラ被害に遭いました。パン屋からのモラハラ被害に遭遇していたのは、2016年のことでしたが、、、、その後、そのパン屋がどうなったか、第三者から聴くことはなくなっていました。パン屋は、2013年にステージ4の肺腺癌と診断されていたので、、、風の便りに、「死んだ」、と聴かされてもおかしくはないかな、と思っていました。
   私が、パン屋と交際していたあいだ、職場の同僚たちは、、、ものすごく私のことを心配してくれていました。私が、「これ、モラハラだ、、」、、と気づく前から、同僚たちは、あの男の異常な行動に、、半ば面白半分ではあったと思いますが、連ドラのような、スリルを感じつつ、、私が異常な状況に置かれるたびに、至極まっとうな意見を述べ、私を励まし続けてくれました。
    破局してから、、しばらくして、また、パン屋が私に連絡を取ってきた際は、「怒鳴り込んでやりましょうか?」とか、、私たちの職場は精神科病院なので、、「ガタイのいい、見るからに不気味な患者さんだけを連れ出して、殴り込みましょうか?外出プログラムってことで。」などと、冗談まじりに提案してくれました。
    しかし、、これほど危険な男だというのに、交際が始まる前の頃、、私が抱く、パン屋さん、という職業に対するイメージからして、あの男に対し、邪悪な感じが全然しなかったのは確かです。   以前も書きましたが、、どちらかといえば、職業的には、八百屋のほうが、悪そうなイメージ、、、あー、全国の八百屋さん、、ごめんなさい。
      モラハラ被害を防御するため、被害者に必殺技を伝授することで食べているJOE先生は、モラハラ男と破局したら、、その後の消息を、ネットやSNSで調べたりしてはいけない、、と言ってましたが、「それ納得、そりゃそうだよな」、、と、私も見ないようにはしていたものの、、それでもたまに、自分の中の決まりを破って、見てしまうことがありました。あー、、私ってダメな女。。これが、カッコいい女、峰不二子なら見ないでしょ。
    サイトによると、、、数々の女が業火に焼かれた店舗兼自宅は、引き払い、新しい店舗で営業を始めたことまでは知っていたのですが、、サイトを見ては、あー、なんでこの人はいつまでも死なないのかな、、私に癌という恐ろしい病気を転移させて生き延びる能力があったのだろうか、、などと暗い気持ちになっていました。(だから、そんなサイトは見たら運気が下がるっちゅうのに、、、暗い気持ちになったのは、当然私の自業自得だった、と思います。。)
     そして、、先日、同僚の1人が、週末、長野県で式を挙げる友人を訪ねる、という話をしていたのですが、、なんとその帰りに、件のパン屋に寄ってくるというではありませんか。。。!
  同僚は、別に殴り込みに行く目的ではなく、、、私の話があまりにも凄まじかったため、一体どんな男なのか、一目でいいから見てみたい、、、ということだったようです。しかし、、同僚は、はるばる実店舗まで訪ねたものの、、、残念ながら、今日は定休日ではなかったのに、パン屋は不在で臨時休業していたようです。。ご足労をかけたのに、あの野郎の実物を目にさせてあげられなかったのはなんか申し訳なかったんだけど、、一方で、、なんか、ほっ。。
    しかし、、、、私は、モラハラ中は、酷い目に遭わされはしたものの、、同僚たちに励まされる度、自分は、素晴らしい仲間に恵まれている、、ということに、しみじみありがたさを感じていました。男に酷い目に遭わされたからって、、仕事のことでもないのに、、、親身になってくれる職場の仲間たちなんて、そうそういないんじゃないかな? ?しかも、、ついでとはいえ、はるばる、実店舗までそいつをちょっくら見に行くなんて、、なんか、お仕事上の職場の同僚っていうより、学校の部活の仲間くらいな、、親しさだよなー、、と、、改めて、私は、良い職場で働いているよなあ、、と、、、月曜日から、日々感謝、なのでした。。