実は、オンコタイプdx検査をすることにしました。。。ため息です。

乳がん患者で、ルミナールタイプとわかった場合、「抗がん剤が効くタイプかどうか?」、で、治療の仕方は異なります。

その、抗がん剤が効くか、どのくらいの再発率か?を調べてくれるのが、オンコタイプdx  検査。。。45万円也。ここのブログで、乳がん闘病ブログを書かれている方でも、たくさんの方がこの検査をオーダーされているのがわかります。


受けて見て、「抗がん剤治療に納得できた」、また、「ホルモンのみで大丈夫とわかった」、、などなど、、検査結果から納得して治療方法を決めるのに役立った、という方もたくさんいらっしゃる一方、「再発超低リスクと出たのに再発した」とか、「抗がん剤は効かない、と出たけど、本当にやらなくて良いと信じていいのか?」、、とか、、検査を受けても、悩みは尽きない場合もある、とわかりました。。


オンコタイプdx  で見ているのは、癌の遺伝子21種類。この21種類のタイプにより、0から100までの、再発リスクを出してくれるらしい。。。12、と出たら、10年以内再発リスク12パーセント、とか、そういう意味のようです。それにしても、0ってすごいなー、、そんなのあるのか、それ癌じゃねーだろ、と思ってしまいますけど、、、。。逆に100とか出る方もいるってことでしょうか。。。そしてそれがもし自分だったら、、、とか、ちらっと考えてしまいます。


私がおおいに疑問なのは、「果たして、癌の遺伝子だけが再発リスクを決めているのか?」、、というところなのです。それが本当なら、あまり生活習慣は関係ない、ってことになると思うんですよね。。それでも、一応、「運動が再発リスクを下げる」とか、「肥満は良くない」、「コレステロールは良くない」、「糖尿は良くない」、とかそういうデータもあるわけで。。オンコタイプdx  で「低リスク」と出ても、肥満で高血糖で運動しなかったら、リスクは上がるのか?やっぱり変わらないのか?とか、、考えてしまいますね。


でもねー、、たとえ、超低リスクで、「再発率5パーセント」とか出たとしても、、、「その5パーセントに自分が入るかどうか?」まではわからないわけですよね。なんか、とても不謹慎なんですけど、、そう考えると、、「人をバカにしてんのか!!?」と悪態つきたくなる検査のような感じがしてきます。。。検査のしくみをよく理解していないんですけど、、ざっとサイトを見た感じだと、、私の癌の遺伝子の中から、21個の遺伝子発現を見て、それとおんなじ遺伝子を持っていたアメリカの先輩乳がん患者さんたちの中で、どれだけの方が10年以内に再発したか?という話ですよね。。うーん、、何かが違うような気がするんだよなー、、私が知りたいこととは。。。しかも、、検査データのもとになってる母集団の数、、ちょっと少なくないですかね。。?。そんな数だけでほんとにわかるのかな、、っていう数字のような。。日本だけでも80万人もいる、という乳がん。ルミナールタイプは、うち多分56万人くらい。。。アメリカはもっとですよね。。そう考えただけで、、オンコタイプdxの検査は、あてにならないような気がしてきてしまいます。。そして、、繰り返しになりますけど、、たとえ、再発のパーセンテージを知ったとしても、、、、「私が再発するかどうか」は一切わからないわけですよね。。うーん、、どうせぇっちゅうの。。。。。あと、、低リスクだと、「抗がん剤の上乗せは1パーセント」、とか出るらしいですが、、、1パーセントってなんだよ!?って思うんですよ、、。45万円のくせに言い訳すんなよー、って思いますよね。。抗がん剤やらないで再発したら、、、検査結果の1パーセントを思い出して、「私は、どうせやっても意味なかったから、、、」って思うのでしょうか。。。。それとも、「1パーセントに賭ければ良かった、、」って思うのかな。。抗がん剤をやって再発したら、、「やっぱり1パーセントなんかに賭けるんじゃなかった、ムダだった」、、って思うんでしょうか。。。あー。

低リスクと出たら、嬉しくて、高リスクと出たら落ち込んで、中間リスクだと微妙な気持ちになって、、、うーん、、。なんだろう、、一応、、科学的に最先端を行く検査なはずなのに、、またまた不謹慎ながら、ananの占い特集みたいな感じもしてしまいます。。。。


もう、すべての人に、再発率0か100かで答えてくれるなら、、、たとえ100万円でも受けるんだけどなー。。いやいや、、それならやっぱり未来を知りたくなくて、受けたくなくなるかもな。。。。これ、とってもとてーも、、難しい問題ですね。。


それに、話を聞いた限りでは、オンコタイプというのは、「結果が高リスクなほど抗がん剤が上乗せで効く、、」という結果が出るみたいですが、、「それ、、ほんとかな?」とも思ってしまうんですよね。。たとえどれほど高リスクだとしても、抗がん剤が効かない場合があるでしょう。。。ガンの性質や遺伝子によっては。。なんか、サイトの説明では、「遠隔転移に関係する遺伝子を調べてる」、、ということだけど、、抗がん剤は、どっちかというと、ki67  の活発なやつに効くイメージ。。。遠隔転移する遺伝子があると、高リスクになるけど、ki67  の活発な遺伝子とは相関はしなさそうな感じもします。。。。うーん、どうなんだろう。。「あなたは再発高リスクですが、抗がん剤も効きません。。」、、オンコタイプは、そういう、顧客を絶望のどん底に突き落とすような結果は、出しては来ない、、ということなのでしょうか。。

やっぱり、高額な検査の精度を偉そうに宣伝されても、、人間の考えてる科学なんてまだまだ当てにならないのかな、、、って思ってしまうのです。。。


ならなんでそんな検査を受けるのか、、、?



やっぱり、自分はルミナールaじゃないような予感がするから、、ですかね。。ルミナールaじゃないような気がするけど、、病理だけでは、その根拠が見いだせないから、、だと思います。