勤務先外来では
ただ今インフルエンザワクチン接種ラッシュです

肢体不自由児、重症心身障害児、発達障害児などなんらかの障害を抱える患者さんばかりなので
ワクチン接種もなかなかの大変さです

とくに発達障害児のワクチン接種は時間がかかります

安全に接種するために腕を固定するのもひと苦労💦かなりの力を要します
本人の意思を尊重しながら接種に至るまでを丁寧に誘導するのもひと苦労💦持久戦です

ある自閉症児のワクチン接種が無事終わり
よく出来たね〜
頑張ったね〜
偉かったね〜
そして無意識になでなで

これがいけなかった

自閉症の子供は感覚過敏のある子が多く
触られるのが苦手

しくしく泣いていたので
お背中を優しくなでなでしたら、少しビクッと…
すかさずお母様に
「触らないでください!」
と言われちゃいました


がーん‼︎


タッチングやタッチケアを大事に看護してきた永年のくせが、ついつい無意識に出てしまう…
ついつい無意識にでてしまうこの手が…止められなかった…

2年半の間
発達障害児の看護について勉強してきたのにな…
通常の外来診察の時はあえて距離をとりながら接するようにしていたけれど
注射を頑張って、シクシク泣いている子供を見て
ついつい、なでなでが無意識にでちゃいました




反省









 タッチングとは、非言語的コミュニケーションの一つで、患者さんの身体に触れることをいいます。タッチングには、マッサージや指圧など、治療を目的とするタッチング、バイタルサインの測定や清拭、検査など処置目的のタッチング、苦痛・不安の軽減や励ましなど、コミュニケーションを主体とした共感的タッチングがあります。看護におけるタッチングとは、共感的タッチングを指すことが多く患者さんに安心と安楽を与えるために欠かせないケアであり、意識的にもしくは無意識的に行われています。