宇野千代さんの生家に行ってきました。
パンフには錦帯橋から徒歩20分とあります。
ちょっと遠いかなぁ、で
近くのスーパーを探して行くと
そこには専用の臨時駐車場が!
大きな看板に行き先の表示もあり
なんと徒歩2分で着きました。
「マルキュウ川西店」を検索してください。
双葉山さんと並んだ若き日の写真は
ものすごい美人で一見の価値あり。
庭の紅葉が染まる頃、また行きたいな。
⭐️⭐️No.65「湾」宮本輝 2026.5.25 新潮社
昭和34年、10才の光太の目線で父が違う4つ年上の姉 皐月と得体の知れない祖父 タワシじいちゃんと従兄弟のマジーじいちゃん、それぞれのお嫁さんであり姉妹のツルばあちゃんとカメばあちゃん。そして父と母との舞鶴湾で過ごした日々が64年分も紡がれている。戦後のどさくさで大量の阿片を横取りしたお金を運用し何十億という資産を得たという背景はちょっと田舎暮らしの情景とはちぐはぐな感じがして「それ、要る?」という気がした。
⭐️⭐️No66「王国」湊かなえ 2029.7.23 マガジンハウス
読み始めてすぐ、あまりにも多い登場人物に慌てて相関図を書いて見ながら読んだ。海の底にある大量のゴミの回収、軽量タンクや溶けるプラスチックの研究など美しい白珠湾を守るという亡き両親の想いを継いで「海の王国」という会社を立ち上げた朔也。それぞれが自分の色のミサンガを持つ9人の仲間達(戦士)は〇〇レンジャーを想像させてちょっと笑える。朔也の婚約者 汐音の事故死、持病が悪化して亡くなった朔也、希望号の火事の真相を仲間達が解明していく。
⭐️⭐️No.67「多類婚姻譚」凪良ゆう 2026.5.25 講談社
結婚またはそれに近い5つの短編集。登場人物が食品関係の会社で繋がってるのが面白い。だよね〜、あるあると女子トークの軽さでサクサク読み進める。何故か「正義のおじさん」を思い出した。言ってる事は正しい、だけど結婚を前にして相手に正義を突きつけて追い詰めるのはどうかな。人生いろいろ、この世代の話を今の自分が遠い昔の他人事として読めるのがありがたい。
⭐️⭐️No.68「空き家と移住」柿内美雨 2026.5.30 朝日新聞出版
都会では共働き年収1,500万円でもとうてい家は買えない。テレワークが可能なら田舎暮らしもありかもと考えるカップル。500万円でも買い手がつかないと言われた実家にいっそ引っ越そうかと考える夫婦。ところが、その噂好きで詮索好きな田舎の人達から浴びせられる口害が、これでもかと言わんばかりに描かれている。ちょっと大袈裟だと思うが、このくらいの覚悟と入念な下調べをしてから移住を決めましょうとの警鐘かな。
⭐️⭐️No.69「風車と巨人」岩井圭也 2026.7.10 集英社
TV番組の下請会社の新米ディレクター三田沙矢子が「不老因子」の研究を行う嘉山の生い立ち、研究、博士論文について学生達への取材を進めるうち捏造の疑念を抱くようになる。三田が作品を仕上げるため睡眠時間を削り、カフェイン剤をエナジードリンクで飲み下す毎日を送りつつ一人で戦う姿が痛々しい。「不老因子」はあるのか、ないのか。過去に起きた同様の事件「〇〇細胞はあります!」と涙で訴えた女性が頭に浮かんだ。
⭐️⭐️No.70「きよく しぶとく やかましく」寺地はるな 2026.7.25 幻冬社
九州の田舎にある白日町での個性的な婦人部の面々。最初、深夜に死体の隣りの部屋でお茶会が始まった時はサスペンス?と思ったが、田舎あるあるの男尊女卑とか青年団や地区の行事など題名どおりの きよく しぶとく やかましい人達が人間味溢れるタッチで描かれて大変面白かった。

































