6月はなんと、母校の高校へ教育実習に行ってきました。
一緒に実習をした仲間たちは一回り下。
言動が若かったわー(笑)
そんな頃が懐かしい。
実習では音楽科の指導のノウハウを見て学ぶことが最大の目的でもあるのですが
それ以外に担任、学校行事にも参加します。
音楽科は、一年生にしか授業がなく、
二~三年生は受験科目で忙しく取れないらしい。
進学校ということもあり、学校は芸術科目には力を入れてないようです!
美術と書道にいたっては、先生は週に1度しか来ません。非常勤ですね。
音楽科の先生は、音楽だけでは8時間の授業しかないため、情報の授業も行います。
私の頃にはなかった授業ですが、とてもいい授業だと思いました。
Word、Excel、PowerPointを年間で学ぶそうです!
音楽の先生は情報をやらされる可能性が高いので、勉強しておきなさいね、とのことでした!
PowerPoint触ったことないから、学生であるうちにアカデミック版の購入から考えたいと思います。

音楽の授業では、篠笛、楽典、合唱を取り上げました。
最近は和楽器が必須なので、篠笛を取り上げているそうです。
でもこれ、やってることはリコーダーとなんら変わりがないと思いました。
和楽器を取り上げるなら、もっと和楽器らしさがあってもいいのにというのが正直な感想。
文科省の和楽器の勧めはこういうことじゃないと思う…
でも、篠笛メンテナンスがなく、授業者としてはやりやすいようでした。それもよくわかりました。
こうなるのも先生の校務が多いせいなんでしょうね。
もっと校務の負担は専門職を雇って任せ、先生が授業に時間が費やせるようにしない限りこの問題は解決せず、高まらないのだと思いました。
よそ者だからそう思うのかもしれませんが。
合唱は私のいちばん不得意な分野ですので、相当苦労しました。
器楽合奏と同じ点もあれば、合唱ならではの手法もあり、そこの知識が欠けていました。
今後の課題です。
みんな賢い子たちなので、難曲にも挑んでいましたが、選曲には気をつけなさいね、と校長先生と副校長先生に言われました。
これは忘れられない言葉です。
担任に関しては、少しですがクラスのみんなとも話もしました。
ちょっと集中力のないクラスで、音楽の授業でもそれが顕著でした。
忘れ物も多いし、遅刻も常習がいる、
そんなのは私の時にもいましたが(笑)
落ち着きがなく、ときどき私から注意喚起しました。
実習生がそんな説教的なことをすることに期待していなかったらしく、驚かれました(笑)
やりすぎたかな?
でも学生相手だから注意できること、社会人相手にはしません。
高校は社会に出る準備をする場所だな、と今回特に感じました。
大学だとここまで目が届かないですもんね。
吹奏楽部もみました。
トランペットは3人で頑張っていました。
素質があるのに、あともう一歩!の子たちで、練習方法と練習の意識のポイントを伝えました。
変化を感じてくれている子もいるみたいで、よかった!
もっと吹奏楽部をみたかったけど、最近は指導の先生が多くて、入り浸ることはできませんでした。
指導は弦楽器の専門の先生と、今年からホルンの先生が指揮をしています。
弦楽器の先生の合奏は、指摘されていることは正しい、生徒も理解している。
…でも生徒がどうしたら改善されるのか、わからないような感じでした。
ここの糸口は、やはり管楽器の専門の人に定期的に見てもらわないといけないのかもしれないですね。
それに対し、元副校長の先生の指導は真逆のアプローチで、私はとてもいいものだと思いました。
トロンボーンのご経験のある先生で、吹奏楽指導もいる方です。
生徒の音の力をのばせる合奏でした。
これも大変勉強になった一面でした。
これを機にまた吹奏楽部との関わりができると嬉しいです!
最後の日に、クラスの子からメッセージ、吹奏楽部のトランペットからメッセージをもらいました!
みんないろんな風に私のことを見てたんだなー
これからの励みになります!