
『恋』/小池真理子
実際にはこんなシチュエーションありえないよー。
富美子の経験した過去の恋愛話がこの物語そのものである。
富美子の葬式から始まるこの話は、
時空間を超えた虚無感が残った。
時空間を超えた虚無感が残った。
なんだろう、この感覚。
私が子供なのか、
ちょっと不可解な節もあった。
ちょっと不可解な節もあった。
何事もなかったかのように幕を閉じていく
絡み合った劇的な四角関係。
絡み合った劇的な四角関係。
平和な三等関係を変えた、もうひとりの4人目による運命の変化。
富美子が亡くなった後の
マルメロの木の話には鳥肌がたった。
マルメロの木の話には鳥肌がたった。
なんて切ない。
不思議なお話でした。
ちょっと三島由紀夫の影響からは離れていた作品。