2月3日(金)
12時から木管・金管の順。
私の出番はだいたい16時くらいになりそうです。
東京芸術大学構内第6ホールにて
入場無料。
~PROGRAM~
●Ramsoe,Wilhelm / Brass Quartet No.5 (Cornet,Trumpet,Horn,Baritone)
●Maury,Henri / 3eme solo de concours pour cornet a pistons (Cornet&Piano)
ラムゾー(1837~1895)は古典派の音楽を尊重している趣きが感じられ、とても聴きやすいです。
ラムゾーはもともと高名なデンマークのヴァイオリニストであり、
弦楽四重奏の編成をもとに金管4本のために書いたようです。
金管アンサンブルはバッハやヘンデル、ガブリエリの時代以来ほぼレパートリーがありませんでした。
しかしこの時代にサンクトペテルブルクでは器楽音楽が急速に流行り、
さらに当時のロシア皇帝がコルネット吹きであったのがきっかけに
多くの金管アンサンブル曲が生まれたのだと思います。(私の考察)
モリー(?~1880)はパリコンセルヴァトワール(パリ国立高等音楽院)のコルネットの先生でした。
当時のパリコンセルヴァトワールでは先生が卒業課題曲を作曲するのが通例で、
コルネットの巨匠アーバンも数多くの作品を残しています。
難易度はそんなに高くはないですが、アーバンのような、といえばおわかりいただけるでしょう。
ところどころテクニックが散りばめられています。
当時には珍しかった半音階がここぞとばかり出てきます。おもしろい。
1877年のパリコンセルヴァトワールの卒業試験課題曲がこの曲。
名奏者メリー・フランカンが1位を獲った年のものです。