中山記念&阪急杯回顧 | ラップ分析家「結城智晴」

ラップ分析家「結城智晴」

ラップ分析家「結城智晴」による競馬予想・コラム。

こんにちは。

結城です。


今日は日曜日の重賞の回顧です。



中山記念


1着△ヴィクトワールピサ

2着▲キャプテントゥーレ

3着○リーチザクラウン

4着-マルカボルト

5着-レッドシューター


12.8-11.5-12.0-12.2-11.6-11.4-11.7-11.1-11.7


前半はスローペース。

道中から加速して後半5Fはすべて11秒台のラップ。


想定展開はスロー寄りのミドル。

瞬発力勝負ならヴィクトワールをそこまで評価できない、

と見て押さえにまわしていましたが・・・。


道中から加速してロングスパートが求められる展開は有馬記念同様で、

ヴィクトワールピサの得意とするパターン。

今回は展開の読み違いが敗因です。


中山でロングスパートといえば、

往年のマツリダゴッホを思い出します。

ヴィクトワールピサは全競馬場対応可能のマツリダゴッホのようなイメージですね。

ゴッホより瞬発力もあるので、ピサの方が完全に力は上ですが。


本命のリルダヴァルは6着に敗退。

ロングスパートが求められる展開は合わなかったようで、

最後は伸びませんでした。


離れた3着ではありますが、リーチザクラウンも強い競馬。

上がりは34.0でおそらく脚を余しています。

このような追い込む競馬ができるようになったとなれば、

様々な展開に対応可能。

これからが楽しみな馬になってきました。




阪急杯


1着△サンカルロ

2着○ガルボ

3着-フラガラッハ

4着-スプリングソング

5着△ワンカラット


12.0-10.2-11.0-11.6-11.7-11.5-12.1

こちらはハイペースでしたね。

1400m戦で2F目に10.2というラップを刻んでいては、

前に行った馬は確実潰れます。

しかし、今回は前に行った馬がいずれも勝ち馬から1秒差以内に粘っています。

特に3番手から4着に残ったスプリングソングは力がありそうです。

次走注目。


ハイペースだったので、差し馬有利。

勝ったのはサンカルロ。

この馬は中団から伸びて最速上がり。

差し馬有利といえど、この内容は優秀。

高松宮でも楽しみな馬です。


ガルボは2着に敗れてはいますが、

ポジションを考えると内容はサンカルロと同等。

こちらも強いですね。


恵まれた印象があるのは3着のフラガラッハ。

こちらは道中後方から直線で伸びての3着なので、

無理なラップを刻んでいません。

内容的にはこの馬より4~7着馬が上ですね。


本命はビービーガルダンでしたが、

またもやこの馬らしくないパフォーマンス。

やはり年齢なのか・・・?



それではまた!