ジャパンカップ | ラップ分析家「結城智晴」

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ラップ分析家「結城智晴」による競馬予想・コラム。

こんにちは。

結城です。


今週はいよいよジャパンカップですね!

G1中のG1といえるレース。

ロジユニヴァースが回避したのは残念でしたが豪華なメンバーが揃いましたし、

とても楽しみなレースです。


ジャパンカップ G1


◎5番ウオッカ

○18番スクリーンヒーロー

▲16番コンデュイット

△4番エイシンデピュティ

△6番レッドディザイア

△10番オウケンブルースリ


逃げるのはおそらくリーチザクラウン。

他には秋天を逃げたエイシンデピュティ、最内のアサクサキングス、昨年のこのレースを逃げたネヴァブション、古豪コスモバルクあたりの先行策が考えられます。

このように先行馬が多く、外国人騎手も多いため遅いペースにはならなそう。

エリザベス女王杯、マイルチャンピオンシップと二週連続で前残りの競馬でしたが、

今週はその流れが変わりそうです。


本命はウオッカ。【A】

単勝オッズが3倍台後半になっていることからわかるように、今回は不安視している方が多いようですね。

この馬、別に長い距離に適性がないわけではないと思うんです。

ダービーを勝った時は中団から上がり33秒フラットというもの凄いパフォーマンスでしたからね。

要はリラックスして走れるかどうか。

鞍上も変わりましたし、この距離でも真の力を引き出してくれるかも知れません。


対抗はスクリーンヒーロー。【A】

大外枠に入ってしまいましたが、昨年も16番枠からの勝利。

スタミナ・瞬発力共に優れており脚質も自在性があるのでそれほど問題にしないでしょう。

日本馬の中でウオッカと対等に渡り合えるのはやはりこの馬だけ。


単穴にコンデュイット。【A】

いつも外国馬はラップのデータがないということでスルーしているのですが、この馬は別です。

ラップのデータはありませんが前走の走破タイムが芝2400mを2.23.7。

その前年にはBCターフレコードとなる2.23.4。

詳細なラップがわからなくても、23秒台の走破時計ならば強い馬であることはわかります。

もしかしたらウオッカなど相手にしないほどの能力を持った馬なのかもしれません。

ですが、力を正確に分析できない馬を本命にするのはちょっと怖いので、この評価です。


ジャパンカップは押さえの馬もコメントを。


まず、エイシンデピュティ。【B】

昨年の産経大阪杯ではダイワスカーレットに3/4馬身差に迫った馬ですね。

ミドルペースでラスト3Fが11秒台3つというダイワスカーレットらしいハイレベルなラップのレースでした。

それに食らいついて行ったエイシンデピュティも非常に力があります。

その後、スタミナを奪われる重馬場の宝塚記念を勝ったようにスタミナは素晴らしいものを持っています。

ただ瞬発力では少し不安が残るので、この評価です。


次にレッドディザイア。【C】

言わずと知れたブエナビスタのライバルですが、こちらも瞬発力不足。

あと一歩のところでなかなか勝てないレースが多かったのはそのためだと思います。

こちらもエイシンデピュティと同じようにスタミナは優れています。

古馬牡馬相手のG1でも大きく崩れることはないと思います。

ですが3着候補まで。


最後にオウケンブルースリ。【B】

スタミナはメンバー中でもトップクラスだと思いますので、

ハイペースで差し馬有利になれば連対もあるかも。

しかし、こちらも瞬発力に少し不安。

でも4歳になって少し瞬発力が伸びている気もします。

秋天は直線で前が開かない不利があって33.6の上がりですからね。

まだ限界は見せていないようです。


人気馬の中で印を打たなかったのはリーチザクラウン。【D】

一時落ちかかった人気がダービー2着で盛り返していますが、

あれは不良馬場で度外視でしょう。

神戸新聞杯や菊花賞は低いパフォーマンスではありませんでしたが、

このメンバーを相手に通用するとは思えないラップでした。


このレースは「これだ!」という本命馬が決められず、A評価が3頭になってしまいました。

難しいレースです。。。


それではまた!