「紅葉狩りに行きたいな」と思いながらも、既にその時期を逃してしまいましたが…

 

 

11月になり、紅葉は山から里へと下りて来たようです。

 

 
 
 

街並みが一気に鮮やかな赤や黄色に染まりました。イチョウもみじ

 

 

土手の草花の緑と、川べりの木々の葉の赤

 

土手の向こうには、学校の校庭の鮮やかな金色のイチョウ並木

 

坂の上には、橙色に熟した実をいっぱいつけた大きな柿の木

 

朱色に染まった公園の桜、街路樹のプラタナス…

 

 

いつもの見慣れた風景が

 

この季節には、油絵のような景色へと変わります。

 

 

 

目に鮮やかなイチョウ、今が見頃ですね。

 

 

 

 

 

公園の桜、根元には落ち葉が積もって…

 

 
 
 

こちらも負けじと、鮮やかな黄色、大きな葉っぱのトチノキ

 

 

 

 

色とりどりに楓の葉、形は可愛らしいけれど

 

 

落ち葉掃きが大変あせる

 

 

 

 

一段と大きなケヤキの大木

 

 
 
 

枝葉を大きく広げた、その樹の根元に立ってみました。

 

 

 

まるで、大きく広げた腕の中に抱かれたように

 

その懐に包まれると

 

何となくじんわりと温かい

 

 

 

この樹の下に集ったのは、いつかの夏の日だった

 

暑い太陽と、キラキラとした木漏れ日、あふれる笑顔

 

ささやかだけれど、幸せなひとときを過ごした

 

 

あの時にはまだ、、まさか数年後に、こんな日が来るなんて思ってもみなかった

 

 

 

風が吹いて、ハラハラ…と木の葉が舞う

 

まるで、一葉一葉にに刻まれた古い過去の思い出が、散っていくかのように…

 

寂しさで少し胸が痛んだけれど

 

あの日の私は、もうどこにもいない

 

 

 

木の葉は散っていくけれど

 

過去の思い出は自分の心のページに記録して

 

楽しかったことも、悲しかったことも、悔しかったことさえも

 

すべて心に大切に持ち続けながら

 

また、新たな一歩を進む

 

 

 

明日への希望など、どこにも見当たらなくても

 

そこには絶望しかなくても

 

それでも人は

 

過去の記憶とともに、前に歩んでいかねばならない