何かと気ぜわしく準備をしたけれど
あっという間にお盆も過ぎました。
「別にお盆じゃなくても、いつもトシちゃんとは一緒なのに…」
そう思うと、お盆というものに違和感を感じるけれど
それでも、何か特別な現象でもおきたらいいな~~なんて思ったりして。
でも、霊感も第六感も働かない私には、特別な気配も何も感じられませんでした。
それでも、姿は見えないけれど
「トシちゃん、よーぐ帰ってきたねぇトシはめごい、めごいなぁ
」と語りかけ
頭を撫で、大きな体をギュッと抱きしめました。
涙がポロポロ…と溢れました。
子どもに先立たれるって
ほんとに辛い…辛いなぁと思います。
お盆中に、親戚が何人か訪ねてきましたけれど
会話の中で、胸にグサッと刺さるようなことや
腹の立つこともありました。
でも、それもこうして数日過ぎてしまえば
別にどうでもいいことだな~と思えます。
送り火で送った後も
「またすぐにお母さんのとこに来てね、待ってるよ」と話しかけました。
送り火って、寂しいですね。
ご先祖様なら、そうでもないかも知れないけれど
我が子だとね、胸が痛くなるんです。
お盆中は雨ばかり続いて、おまけに気温も低くて肌寒な毎日でした。
「もう、夏は終わったのかな?」
お盆が終わったと思ったら
慌ただしく、今日は夫が出張に出かけて行きました。
一ヶ月半ほどの出張になるようです。
なんだか、ホッとしたような…
ちょっと心細いような…
そんな感じです。