お盆が終わりました。

 

昨日ようやく実家のお墓参りにも行くことができました。

 

良かった。ニコニコ

 

お盆休みは、来客があったり何かと忙しくて、

 

実家の墓参りや、年老いた母の手伝いに行ってあげたいなぁ…と思っていても

 

なかなか行けないことも多くて。

 

実家のお墓には、父も眠っているのだし、私は16歳の多感な頃に父を亡くしているんだから

 

夫も少しは私に気を遣ってくれたらいいのに…と思うのだけど。

 

 

会社勤めをしていた頃の20代の初めに、

 

会社に、保険会社の女性が来ていて、話の内容は忘れたけれど

 

「お父さんがどうのこうの…」と話をしていたの。

 

そしたら会社の上司が突然

 

「この人にはお父さんがいないんだから、この人の前でお父さんの話しないで!!」

 

って言ったんだよねぇ。

 

「別に気にしてません。大丈夫ですよ」って私は言ったように思うけど、

 

突然でびっくりしたし、皆の前でそう言われて恥ずかしかったけれども

 

何となくうれしくて、目の奥が熱くなったのを今も憶えてる。お願い

 

いつもは、ちと変わり者な変なおじさんだったけど、気持ちは素直な人だったかも。爆笑

 

って、何の話だったっけ?

 

そうそう、

 

この辺りでは送り盆のお昼にはこれをお供えします。

 

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餃子の皮を大きく四角くしたようなものだけれど

 

 

ご先祖さんが、お供えものをお土産に持って帰る時に

背中が痛くないように、これを背中にあてて、ひもで背負って帰る…といういわれです。

 

 

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ひもも、ちゃんと入ってるよ。

 

切って茹でて、基本はきな粉で食べるんですが、

 

甘いのが苦手な人は、ダシ醤油で食べたりします。

 

夫の両親は、地元の人ではないので、

 

今まではこれをお供えしたことなかったのですけどね。今年初めてです。

 

 

お土産を背負った先祖様たちは、船で川を渡ってお帰りになるのですが

 

船頭さんが船を漕いでいると、姿は見えないけれど何や会話が聞こえてきます。

 

先祖様たちは、「えーん今年は何ももらえなかった…」 「爆  笑たくさんもらった!」と

 

お土産自慢をし始めます。

 

だから、お盆にはたくさんのお供え物をするんだよ。

 

と子供の頃、祖母が面白おかしく話してくれました。

 

背中あてをお供えして、お昼ご飯が済んだらお盆もおしまい。

 

盆棚を片付けて、お供え物を下しますが、

 

親戚が供えて行った菓子折りを開けてみるのが、

 

子供だった私は楽しみでした。ニコニコ

 

 

久々に食べた背中あてのお味は…?

 

子供の頃は、きな粉がダメで、いつもだし汁で食べていましたけれど

 

きな粉…美味しかった。

 

初めて食べたという、姑も娘も

 

美味しいね!!と言っていました。

 

良かった、来年もしよーっと。

 

 

夜は送り火を焚いてメラメラ

 

今年のお盆も終わりました。