今日は念願の、大阪国立国際美術館の
エル・グレコ展へ行ってきました。
エル・グレコは
ベラスケス、ゴヤと共に
スペイン3大画家と呼ばれる巨匠の1人で
主に、私の大好きな
キリスト教の宗教画を描いています。
(キリスト教徒では全くないですが、キリスト文化が大好きなのです
)
本名は「ドメニコス・テオトコプーロス」
ギリシャのクレタ島生まれで
エル・グレコというのは
「ギリシャ人」という意味の愛称みたいです
彼の画の感想を一言で言うと、
威風堂々。
でもそれでいて繊細。
光と影
見えるものと見えないものとの融合
印象派のかけらがありつつも、
写実的な溢れ出す躍動感。
直感的なんだけど、
計算し尽くされた丁寧な構図。
…なんかバランスがすごいなって思った
陰陽の調和がとれているというか。
そして色彩のコントラストが見事！！
例えば全体的に背景が黒い肖像画でも
よく見ると
黒色に鮮やかな赤色がめっちゃ混ざってるんですよ。
そして、今にも登場人物が動き出しそうなリアル感。
天使とかも画から抜け出して
美術館中を飛んでるみたいだった。
彼は一枚の絵に、
単なる肖像画や聖書とかの記録ではなく、
物語を描いている…
最後の代表作「無原罪の御宿り」なんかは、
ほんと圧巻！！
芸術っていうのは
絵画でも、建築でも、音楽でも、踊りでも何であれ
きっとそれは表現するツールでしかなくって
その人の中の、極上の魂を
いかにあらわすか。
だから、うまいとかヘタとかじゃないんですよね。
ようするに磨き上げた
スピリットを形にしたものだから。
だからこそ感動するし、こちらの魂もふるえる。
彼の極上の魂が、何百年たっても私達の心を揺さぶる。
ん～今日は良い刺激を頂きました！