2018年3月29日 17時7分
キルアお空に旅立つ(享年6才)
4回忌ですか・・・
もうそんなに経つのですね
長かった冬が過ぎ、春めく日差しで
雪解け水が道路を濡らす頃
「もうすぐ暖かくなるよ!散歩しょうね!」
そう言っていたのに・・・
春を待たずに、この家を卒業したキルア
毎年この時期は、辛いです
命日にちなみ、病気で亡くしてしまったキルアを
偲びながらお話をしていこうと思います
綺麗なコ(女)でした
凛と佇む姿は、妖美な感じがしました
ワーワーうるさい後輩猫を𠮟りつける
気の強い面もありました
優しいボス猫「チシャ」に代わり
他の猫をまとめるしっかり者の副リーダー
出会いは・・・
娘が里親サイトで見つけ、先住「チシャ」の次
2匹目の家族として迎えました
かかりつけの病院で勧められた「ニャンドック」
白い猫は弱い
そんな事を裏付ける様に
病気がちだったキルア
その時は、元気そうだったけれど・・
試しに受けてみましょう![]()
そんな軽い気持ちでした
「1万円」と、割と高い金額にチシャを差し置いて
先に、キルアを受診させたのは
「虫の知らせ」だったのかもしれません
半日の入院のお迎えを夫が行きました
帰って来て、開口1番に
「キルアに重大な異常があるらしい」
まさか![]()
予想もしない言葉に血の気が引きました
後日、異常値ばかりの血液検査用紙を渡され
レントゲン写真に写る腹水
それは、素人の私にもハッキリとわかる大きなものでした
診断は・・・
おそらくリンパ腫
先生は、
「開腹手術をして進行度合いを調べ
抗がん剤の投与量を決めましょう」と、言った
しかしそれは、先天性の肝臓病を
患っている
キルアにとって麻酔は危険な物
「抗がん剤を使うと、助かりますか?」
その問いに・・・
「せいぜい3~4ヶ月位の
延命でしょうか・・」
既に、そんなに進行していた事に
気が付いて
あげられなかった私達
悔しさで、口から硬く大きな物が
吐き出されるような苦しさが
込み上げてきたのを覚えてる
何度も上がる長い時間の診察台に
怯え、
夫の服の中に逃げ込もうとする
キルア
「抗がん剤は使いません!
痛みを和らげる為の治療を
して下さい」
夫の言葉に私も、うなづいた
その日から、私達は「生きる為」の介護ではなく
「穏やかに死を迎い入れる為」の介護をする事となった
モチロン、本人(キルア)が1番辛いのだが
日々、弱ってゆく愛おしい家族を
見守る事は
想像するよりも厳しく、
泣いてばかりの毎日でした
やがて食事も取れなくなり、
強制給仕が始まる
「オェ~
」と何度も
「えずく」ところを
無理矢理口をこじ開ける
罪悪感に苛まされながら、
心が折れる
しかし・・・
「もう、先がないんだ」
「もう、やめよう!キルアの意志に任せよう」
食べさせない![]()
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驚いた![]()
どこかで、まだ「望み」はある
捨てきれない希望
もっと長く一緒にいたい
苦しむキルアに対して、傲慢
「食べるを止める」とは・・・
また、一歩さよならに近づく
その日・・・
1日のほとんどを寝てばかり
食事は、ほとんど食べていない
動く事もままならないのに・・・
ヨロヨロと、お風呂場の前に来て
「開けてくれ・・」と、音にならない声で鳴く
はじめは、体が熱いのかと思い
バスタブに蓋をして猫ベットを置いた
嬉しそうに目を閉じる
他のコ達がうるさいので風呂の戸を閉める
時々覗くと、安心したかのように寝ていた
16時頃![]()
ガタン‼
大きな音がした
慌てて風呂場に行くと、キルアが床に倒れていた
抱き起こすと・・・
目を閉じたまま口をパクパクしている
時々、痙攣
体が硬直する
ああ・・その時が来たんだ
大丈夫!大丈夫!傍にいるからね・・
頑張れなんて言えない
もう十分だ![]()
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辛くとも仲間が遊んでいる様子をずっと見ていたね
娘が帰って来た時は、奇跡的な回復で迎えたね
昨夜は、仲の良いチシャと一緒に寝たね
あなたは頑張りました
力一杯生きるを見せてくれました
「ありがとう!出会えた事に感謝!」
17時7分
おとーさんの帰りを1時間待たず
この家を後にしました
最期に、力を降りしきり目を開けて
小さく鳴いた「ニャ~」は
「感謝?」なの
おかーさんには、「まだ生きたかった」
そう思えて仕方がありません
最期に・・・
今回私達は「看取りの介護」をしました
その選択が正しかったのかは、判りません
もし・・・
「抗がん剤」を使ったなら、
もっと別の結果があったかもしれません
ただ・・・
軽い気持ちで受けた「ニャンドック」で病気が見つかり
残された余命を、覚悟を持って大切に使いました
治療の副作用で元気を失う事もなく
時に任せて、病気と闘ってきました
これで良かった・・・と、
言い聞かせなのかもしれませんが・・・
楽しかったことも、悲しかった事も含め想い出です
皆さんもいづれは、訪れるであろう「別れ」を
どの様な形であれ、ペット(家族)を思う気持ちで
選んだ道が正解です
キルアに似合う白い花を飾りました
キルア
何年経ってもおかーさんは
この時期になると涙が止まりません
ただ、あなたが大切にしていた仲間たちが
楽しくしてくれています
このコ達を幸せに送り出してあげる事が
おかーさんの務めです
お空の入り口で、長く待っててあげてね
想い出話を沢山持たせるから
そして・・・
いつか、おかーさんのそちらに行く事になったなら
必ず会いに行くから
またその時は、楽しく過ごしましょう・・ね!
よろしくお願いいたします





