目に飛び込んできた光景
旦那「これめっちゃいいよー(^^)座る〜?」
と携帯片手に、リラックスチェアーに股がる旦那の姿であった。
イライライラ
っと私の中で何か細胞が血液が!!!増える音がした。
しかし、陣痛の痛みで、
怒りを表現することは出来ず
大人しく、リラックスチェアーを譲ってもらうことにした。
ゆらゆら
ゆらゆら
ゆらゆら
ん?
全然リラックス出来ないよ?
むしろ
激痛
お股に違和感しかないよ!
何がリラックスチェアーだ!!!(陣痛緩和チェアーと言うらしい。。)
しかし、一度股がってしまった矢先
痛くて動けない
が、余計痛い
のに、降りれない!!!
旦那「大丈夫?」
私「、、、、、(脂汗)」
その時やってきた 、チェアーを持ってきてくれた
←白衣の天使


私「ははい」

私「!?」
ななんだと。
ここから降りて、
そして歩けだと?
そんな無理難題を!!!!!
あなたが持ってきてくれた
チェアーにまだ五分も座っていませんよ!!
全然リラックスできませんよ!!!
と心の中で叫びながら
ええ、大人しく降りて行きました。
そして、死ぬ思いで
ベットに横たわる事
数分後
先生到着
先生「じゃあ、確認するよ〜」
私「ぅゔぅゔ」
痛い
痛すぎるぜ
先生
早くその手を抜いてくれ。
先生「あれ。あれれれ。」

先生「何センチだと思う?」
(そんな、会話いいから、早く抜いてくれ)

先生「いやいや」

先生「そのもしかしてだよ。全開!全開!」
とやっと抜いてくれる。
(やっと産めるのか。)
先生「ちょっと
も確認してみなよ!頭も触れるよ!!!!!」

私「もうやめてー!確認しなくていいから!やめてーやめてー」
ズクシュ


え?
え?
ココハ分娩台ジャナイノデスカ??
。。。
先生「じゃ俺ちょっと、駅の方行ってくるから産まれそうになったら電話して
」←駅まで5分程かかる

おいおーーい!
もう産まれるんじゃないの?!
先生どこいっちまうんだよ!
おーい!!!!
なんて事思いながら
分娩台へ移動。

(いや、あれ全然乗ってないよ。五分も乗ってない。) もはや会話もできない。
旦那「いや、あれ全然乗ってないですよ!トイレでいきんでましたから!」
旦那よよく言ってくれた。
そう。
効果はなかった。
分娩台に移り
座った時
そりゃもーー痛い。
お尻つけちゃいけまへんで。
頭がでてるんですからね。
そりゃ
もー激痛。
ここから旦那の存在は消えました。
なんか色々やってくれてたみたいだけど。
覚えてない。

私「。。。。。。。」
普段の私は人の事を無視できない性格なのに
この時は
本当に言葉が出なかった。
座位からベットに横たわり(ベットに横になったら少し余裕がでた。)
私「助産師さん、私イボ痔なんです。だから、、」

そこから陣痛の波と共に
私「助産師さん〜!押さえて!」
いきむ
いきむ
休憩
私「助産師さん〜!押さえて!」
いきむ
休憩
私「助産師さん〜!押さえて!」
いきむ

叱られる
(けど本当疲れるんだいきむの。)
休憩
私「助産師さん〜!押さえて!」
馬力でいきむ
いきむ演技
休憩
私「助産師さん〜!押さえて!」
超絶いきむ
いきむ演技

褒められる。
(演技がバレてない。NSTちゃんとみてるのかな?)

以下ナースステーションから聞こえるビックボイス↓

違う看護師さん「なんか、お弁当買ってきたみたい」

(先生、、、駅にランチ行こうとしてたけど、、、お弁当にしたんだね、、きっと、、、)
そこからは早かった。
先生が来て
先生「さぁ、産むよーーーーー!
はい!いきんでーーーー」
ジョキ
私「いたーーーーーい」←麻酔が効いてるから全く痛くないけど、イメージで痛いと叫んだ。
ドゥルン
今までに感じたこのない爽快感
オンギャーーーーー
娘ちゃんをみた時は本当に感動しました。
この世にこんなに可愛い生き物がいるのか。
産まれて来てくれてありがとう。
本当に心からそう思いました。
(終わった。。終わったよー。)

旦那「本当!お疲れ!可愛いよ!俺たちの子!!!!」
(あ、居たんだっけ、、)
私「あ、
さん!私トイレの蓋壊しちゃったんです!」


トイレで長時間、う◯こだと勘違いした感覚で、結果いきむ事でスピード出産に繋がったのです。
しかし、その結果私のイボ痔はお花が咲いたようになっていたとさ。
おしまい