間違った意思決定をしていないか?
こんにちは、イナミネです。
判断・意思決定というと、課長、部長のような人を動かすような仕事のイメージがありますが、実は、だれにでも必要なことです。
また、仕事の上で、一番重要なことです。
■■■
判断や意思決定は、「この案件をGOしよう」とか「全体方針をこうしよう」などと、全体に関連した大きなものだけでありません。
もっとたくさん、大きいものから小さいものまであります。
客先あてや社内文章に何を書くか。
業務の順序をどうするか。
客先への説明をどのようにするか。
突発事項に対して、何から着手して、最終的にどうするか。
などなど。
毎日が、細かい判断の繰り返しですね。
■■■
普段、何の気なしに行っている日常的な作業。
意識的していないでしょうが、実は、
その作業を、その時間帯に、その優先順位で行うと、意思決定されているのです。
■■■
それほど、重要な意思決定。
その重みをいろいろ書くときりが無いので、今回は基本的な手順を述べてみます。
■■■
判断手順は次のようなものです。
1.状況を確認する。
2.判断材料を集める。
3.選択肢を考える。
4.選択肢のメリット、デメリットをみる。
5.失敗した場合の想定をする。絶対に避けるべき事が起きないように。
6.選択肢を絞る。
7.周囲の経験者やエキスパートに聞く。
8.結論を下す。
■■■
意思決定のプロセス、こんな風に真面目に書くと長いですね。
これを毎回繰り返すわけですが、実際には量稽古をこなせば、あるレベルの内容については、意思決定もすばやくできるようになります。
それまでは、毎回、このパターンにはめ込んで意思決定するのは、よいトレーニングです。
■■■
この意思決定のプロセスのなかで、重要なポイントになるのは、1.の状況確認と、2.の判断材料集め、そして、3.の選択肢のひねり出し、でしょうか。
見方を変えれば、
1)情報集める
2)選択肢をたくさん出して、ベストを選ぶ
なのです。
■■■
1.の状況確認では、現在、何が問題になっているかを確認します。
「売り上げが足りない」
「客先で製品の品質が不十分であることがわかり、客が怒っている」
「年間目標を立てたが、具体的に何の活動からはじめるかが決まっていない」
「来週行われるイベントの詳細が決まっていない」
などです。
■■■
問題点が明らかになれば、次に、2.の判断材料集めをします。
「売り上げが足りない」であれば、問題の内容を細かく砕いて、それぞれの状況を確認します。
・いくら足りないのか
・なぜ足りないのか
・現状、何がどれくらい売れているのか
・どこに売れていて、どこに売れていないのか
・売れている理由は何か、売れていない理由はなにか
・流通別ででみた問題点は何か、直販の問題は何か、代理店の問題は何か
・売れるプロセスで見た問題は何か?成約が低いのか、案件が少ないのか
・販売地域でみた問題は何か?
・販売担当者で見た問題は何か?
・商品別の問題はなにか?
などなど、たくさん挙げられますし、どんどん深堀することができます。
「売り上げがxxx円足りない」というのは、すぐにわかることですが、その過程で何が起きているのか、細かく分けてみていくには、分析的な視点が必要です。
過程、地域、担当者、製品、価格、競合、顧客、顧客の顧客、競合の競合、顧客の購入の過程、株価などなど。。。
これを、どのくらい着想できるかが分析の深さを決めます。
■■■
判断材料とあわせて、3.選択肢を出していきます。
これも着想力が問われます。
・従来どおりの方法
・あたらなテクノロジーの採用
・より問題解決に近い、方法
・他社の事例、自社の過去の事例
・業界外の事例
などから、選択肢を見つけます。
選択肢はできるだけたくさん必要です。
たくさん出して、最後に切り捨てる。
たくさん出す過程、だしたアイディアを重ね合わせてさらに良くする。
そのためにも多くの選択肢が必要です。
■■■
意思決定といわれても、仕事の習慣でこなしている意思決定も多いでしょう。
また、前例どおりに行っている意思決定も多いでしょう。
ただ、マンネリになっていたり、状況の変化に合わない意思決定になっているかもしれません。
今一度、このプロセスに当てはめて確認してみるのも良いかも。
面倒ではありますが、意思決定を上記のように、繰り返すことで、適切に端折る項目もでてきます。そうなると意思決定はどんどん早くなります。
繰り返し行うことで、ミスから学ぶこともできるようになります。
質の高い意思決定は、それだけで宝です。
<関連記事>
・即断即決は、かっこいいが。
・人からの情報を判断する方法
・人より早く上達する方法
判断・意思決定というと、課長、部長のような人を動かすような仕事のイメージがありますが、実は、だれにでも必要なことです。
また、仕事の上で、一番重要なことです。
判断や意思決定は、「この案件をGOしよう」とか「全体方針をこうしよう」などと、全体に関連した大きなものだけでありません。
もっとたくさん、大きいものから小さいものまであります。
客先あてや社内文章に何を書くか。
業務の順序をどうするか。
客先への説明をどのようにするか。
突発事項に対して、何から着手して、最終的にどうするか。
などなど。
毎日が、細かい判断の繰り返しですね。
普段、何の気なしに行っている日常的な作業。
意識的していないでしょうが、実は、
その作業を、その時間帯に、その優先順位で行うと、意思決定されているのです。
それほど、重要な意思決定。
その重みをいろいろ書くときりが無いので、今回は基本的な手順を述べてみます。
判断手順は次のようなものです。
1.状況を確認する。
2.判断材料を集める。
3.選択肢を考える。
4.選択肢のメリット、デメリットをみる。
5.失敗した場合の想定をする。絶対に避けるべき事が起きないように。
6.選択肢を絞る。
7.周囲の経験者やエキスパートに聞く。
8.結論を下す。
意思決定のプロセス、こんな風に真面目に書くと長いですね。
これを毎回繰り返すわけですが、実際には量稽古をこなせば、あるレベルの内容については、意思決定もすばやくできるようになります。
それまでは、毎回、このパターンにはめ込んで意思決定するのは、よいトレーニングです。
この意思決定のプロセスのなかで、重要なポイントになるのは、1.の状況確認と、2.の判断材料集め、そして、3.の選択肢のひねり出し、でしょうか。
見方を変えれば、
1)情報集める
2)選択肢をたくさん出して、ベストを選ぶ
なのです。
1.の状況確認では、現在、何が問題になっているかを確認します。
「売り上げが足りない」
「客先で製品の品質が不十分であることがわかり、客が怒っている」
「年間目標を立てたが、具体的に何の活動からはじめるかが決まっていない」
「来週行われるイベントの詳細が決まっていない」
などです。
問題点が明らかになれば、次に、2.の判断材料集めをします。
「売り上げが足りない」であれば、問題の内容を細かく砕いて、それぞれの状況を確認します。
・いくら足りないのか
・なぜ足りないのか
・現状、何がどれくらい売れているのか
・どこに売れていて、どこに売れていないのか
・売れている理由は何か、売れていない理由はなにか
・流通別ででみた問題点は何か、直販の問題は何か、代理店の問題は何か
・売れるプロセスで見た問題は何か?成約が低いのか、案件が少ないのか
・販売地域でみた問題は何か?
・販売担当者で見た問題は何か?
・商品別の問題はなにか?
などなど、たくさん挙げられますし、どんどん深堀することができます。
「売り上げがxxx円足りない」というのは、すぐにわかることですが、その過程で何が起きているのか、細かく分けてみていくには、分析的な視点が必要です。
過程、地域、担当者、製品、価格、競合、顧客、顧客の顧客、競合の競合、顧客の購入の過程、株価などなど。。。
これを、どのくらい着想できるかが分析の深さを決めます。
判断材料とあわせて、3.選択肢を出していきます。
これも着想力が問われます。
・従来どおりの方法
・あたらなテクノロジーの採用
・より問題解決に近い、方法
・他社の事例、自社の過去の事例
・業界外の事例
などから、選択肢を見つけます。
選択肢はできるだけたくさん必要です。
たくさん出して、最後に切り捨てる。
たくさん出す過程、だしたアイディアを重ね合わせてさらに良くする。
そのためにも多くの選択肢が必要です。
意思決定といわれても、仕事の習慣でこなしている意思決定も多いでしょう。
また、前例どおりに行っている意思決定も多いでしょう。
ただ、マンネリになっていたり、状況の変化に合わない意思決定になっているかもしれません。
今一度、このプロセスに当てはめて確認してみるのも良いかも。
面倒ではありますが、意思決定を上記のように、繰り返すことで、適切に端折る項目もでてきます。そうなると意思決定はどんどん早くなります。
繰り返し行うことで、ミスから学ぶこともできるようになります。
質の高い意思決定は、それだけで宝です。
<関連記事>
・即断即決は、かっこいいが。
・人からの情報を判断する方法
・人より早く上達する方法