仕事の時間配分の考え方 | 野心家サラリーマンの昇給・昇進スキルアップ講座

仕事の時間配分の考え方

こんにちは。イナミネです。

以前、仕事の順序について述べました。

順序と同時に大切なのは、投入するエネルギー量ですね。もしくは、時間といったほうがいいかも。

日々の仕事にどのように時間を配分していますか?

配分を誤ると、一日の成果の質・量が下がります。

一日は8時間、ないし残業含めて12時間の労働時間。これは、誰でも大体同じ。

この限られた時間で、成果が出る仕事に対して労力を裂き、そうでない仕事は出来るだけ減らす。

言ってみれば、当然のことです。

しかし、作業のような頭を使わなくていい仕事に、人は逃げがちです。

また、人から言われたことに、単純に反応して仕事をすること、メール処理のような受身仕事にも流されやすいのが現実ですね。

成果が出る仕事は、こういう単純作業ではなく、頭を使う仕事、判断する仕事、交渉などです。

もちろん、単純作業をやることで見えてくるものがあるのは否定しません。

成果は一日で見なくてもかまわない。作業のようなものは別として、仕事の結果は一日にして出ません。

環境作りや、他人への依頼のための準備など、あとから確実に戻ってくる成果を含めて考えます。

80:20の法則という経験則があります。

「投入したパワーの20が、リターンの80をもたらしている」

とか、

「失敗の原因をリストアップしていくと、そのうちの20が、損失の80をもたらしている」

というものです。

元は、パレートという人が発見したとされています。

80対20は大まかなもので、70対30になったり、90対10にもなります。

いろんなことに当てはまるらしく、営業、品質管理、経営指針、健康、人事、人間関係などでも応用が利くとされています。

これを仕事の優先付けで考えれば、

 ・成果をもたらす行動の20パーセントに出来るだけ時間や頭脳、作業を使う。

 ・失敗をもたらす原因の20パーセントの除去にできるだけエネルギーをかける。


そうすると、一日の仕事の成果がどんどん大きなものになります。

次の課題はどれが20パーセントの優位な仕事で、どれが80パーセントの下位の仕事かを見極めることです。

大まかな指針としては

上司から頼まれたこと(自分の評価へつながる)

・大きなリターンが見込めることがわかりやすいもの(大口客への訪問準備など)

・現状見直しと問題抽出、それに対応する行動計画の策定

・自分の年間テーマや月間テーマに大きく寄与すると思われるもの

他人や他部門へ依頼する仕事の準備

・恩を売っておいたほうが、後で仕事がスムーズになる相手からの頼まれごと


といったところでしょうか。

何が価値があって、何がそうでないか、を試行錯誤しながら見極めていきましょう。