仕事が不調なときには | 野心家サラリーマンの昇給・昇進スキルアップ講座

仕事が不調なときには

こんにちは、イナミネです。

何でもよいのですが、取り組んでいることは上達していきたいものです。

しかし、必ず壁にぶつかるものです。

学習曲線という言葉があります。

工場での作業などに良く使われる言葉です。

新しい製品の組み立てはすぐに順調には出来ません。

人が組み立てる手順に慣れていないといった人にかかわる問題。

組み立てに必要な部品のタイミングのいい供給や、作業台の位置や、供給する部品の並べ方といった、環境にかかわる問題。

こういうのが慣れる、改善することで、どんどん順調にスピードアップしてできるようになります。

流れ作業をやるようなことは誰でも経験しますから、こういう習熟の段階は良くご存知では?

このように、最初は戸惑うものの、次第にどんどんスピードが上がり、あるレベルで高みに達する。
高みに達したら、あとはそれほど伸びずにつづく。

これが学習曲線の典型ですね。

学習曲線は、ずっと低空飛行で、急に上手になるパターンもあります。

学習曲線のパターンは形は違うものの、稽古事やテクニック、スキルの習得といった場面すべてに
あるものです。

工場の流れ作業

お花や舞踊といった作業

スポーツ

仕事の処理案件

営業

企画作業

などなど。


学習曲線はある点で、必ず最大点に達します。


作業ならば、一人でやるには限界が見えてきます。

営業のようなもっと高いレベルのコミュニケーションテクニックも、一連の手順と少しの工夫をした段階で、いったん成長が止まります。


ここから先は、なかなか苦しい段階にはいります。

さらに練習しても、勉強しても上達しないからです。

その場合どうするか?

実は成長曲線には次の段階があります。

しばらく、成長曲線の上の方でとどまっていたのち、あるきっかけでさらにその上の段階の成長曲線を描き始めます。

成長曲線を一度描いて、ある程度上達して伸び悩む人。

これも、いかなる分野でも存在します。

壁にぶつかる、仕事に行き詰る。いろいろです。

このとき、視点を変えることが必要になりますが、すぐにはうまくいきません。

視野を変えるには、

・先輩のアドバイスをもらう

・さらに上手な人のやり方を観察する

・ビデオで上手な人のやり方や、自分の様子を見る

・周囲に問題点をしてきてもらう


などいろいろとあります。

しかし、一番大切なのは、

次の成長曲線がある。

と知ることです。

壁にぶつかれば、それは成長曲線の終わりであり、次の成長曲線の始まりなのです。


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