うまい学習は、俯瞰することからはじめる
学習法のポイントのひとつに、全体をまずはさっと見るというものがあります。
小学校の算数では、まずは数の数え方から始まって、足し算、引き算、九九を覚えて、割り算、大きな数、という風に学んでいきます。
私にも小学生の子供がいますが、一緒に勉強を見てやっていると、ステップバイステップだな、と感じます。
しかし、大人の勉強はちょっと違います。
大人の勉強は、目的があること、そして算数のようなごく基礎ではないということ。
資格の取得であったり、スキルを得たり、語学の試験だとTOEICの点数なんかもありますね。
目的を達成すればよいわけですから、以下のような順序で心の準備がひつようになります。
1)まずは、目的をはっきりさせること
2)その道筋を知ること
2)は地図をもって、いくつもの中間地点を知っておくことですね。つまり俯瞰する。
今のいる位置を知れば、あと、何をどれくらいやればいいかはわかりやすいし、道を外れることもありません。
地図でたとえてみると、ごく当たり前のこのやり方、学習では結構抜けていることも。
典型的なのは通信教育で、1ページ目から順に初めて、一冊目の途中で挫折というアレですね。
しかしながら、こういうはっきりした目的でないものは、やはり、ステップバイステップになるように思います。
私は趣味で空手と書道をやっていますが、自分の実力が上がるためにはいろいろな古を積む事になります。
なんとなく一本道ではないような。
空手は帯の色が変わるという一応の目安がありますが、でも強くなければ意味がないとか、試合に勝てなければ意味がないとか、目的の置き方もいろいろですね。
体の使い方を含むものは、座学とは少し異なるテクニックが必要です。