京都 関西 岡山 キネシオロジー 安藤晶子です。個人セッションで過去生を扱うことはよくあります。今に影響を与えている過去生はたくさんあります。その情報が来たら・・見て行かないとね。

私の周りには、白いウサギが集まってきました。
 


先日の個人セッション。
「えーーー?私は尽くす女よぉ!彼には、靴下だって穿かせてあげるよ♪」・・あまりの衝撃に経緯はすっかり忘れました。だって彼女とは3年近くのお付き合い。ほぼ毎月個人セッションを続けてきたのです。恋愛についてのテーマもいくつか扱ったけれど、尽くす女だったとは知らんかったわ!

いやいや、本当の衝撃は、その後でした。潜在意識からの質問 「なぜ、尽くすんですか?」に対しての彼女の答え。「えーーー?そ・れ・は・下心下心があるからよ!!」もう、私は絶句しました。下心は「したごころ」と読みます。(わかってると思うけど) 私には意味が解りませんでした。下心ってどういうこと??何の見返り?

そこから紐解いた彼女の生態。男の人が振り向くまでは、尽くす、尽くしまくる。それで振り向いたら興味を失う。それがパターンとなっている。オーマイ!今彼女がしんどいのは、どこかの店に行くと、好きな相手に「これが似合うんじゃないか」「これを買ってあげたらいいんじゃないか」と尽くす内容で頭がいっぱい。どうやらエネルギーの消耗まで起こしている様子。

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選ばれたバランス調整法は「過去生リーディング」でした。見えたのは、江戸時代の武士の妻。灯の下で、チクチクとお裁縫をしています。なんだか、丸っこい。背を丸めて、一心不乱な感じ。過去生の彼女は、旦那様の着物のほころびを繕っていました。それは、まさしく「尽くす女」の姿でした。

でも何かが変。彼女の所作は、留まるところを知りません。その着物が済んだらすぐ次、すぐ次・・と着物をとっかえ、やがて縫う箇所がなくなると、今度はわざわざ着物をほどいて縫い始めたのです。実は、彼女がひと針ひと針に込めているものがありました。

「私がしていることに気が付いて。」
「私がしていることに気が付いて。」
「私がしていることに気が付いて。」

彼女は心の中でそう唱え続けていたのです。武士の旦那様は、妻を顧みることがなく、彼女は常にやりきれなさと淋しさを抱えていました。何かをしても優しい言葉を掛けてもらえないどころか、旦那様に自分がしていることに気づいてもらっていることすら感じられないのでした。

彼女は愛が欲しかった・・・愛されている実感が欲しかった・・・

縫うものがなくなると、今度は自分の指に針先を立てるようになりました。何度も何度も。彼女の指は血で染まり、気が狂い、ついに井戸から身を投げて一生を終えました。

そう、結局彼女は報われないまま命を落とし、そのせいで、今生も「尽くす女」を止められないのです。当時の彼女のせつなさが伝わって胸が詰まりました。

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個人セッションで過去生リーディングをした時は、「書き換え」をすることになります。書き換えというより、降りてくるもう一つのストーリーがあるのです。

彼女の降りてきたストーリーでは、彼女は年の離れた旦那様と穏やかに暮らしていました。詳細は省きますが、彼女が裁縫の針に込めていたものは「感謝」にかわっていました。現生の彼女は、もう、尽くす女を卒業、エネルギーの消耗を押さえて、自分に集中しておられます。

世の中にどれほどの尽くす女がいるのか知りませんが、過去生に理由がある場合は多いと感じます。尽くす女や、待つ女、貢ぐ女に、すがる女。いろいろありそうですね(^_^;) 過去生に興味の方は 大人の夏休み「THE過去生」にいらしてくださいね。