京都 関西 岡山 キネシオロジー 安藤晶子です。

足がパンパンに張った女子高生の個人セッションをしました。足のマッサージをしようにも、固すぎて歯が立たない。昔から代謝が悪く、足が冷たく、運動不足かと思い、自転車通学に変えたけれど、まったく改善しないそうです。

 

私が、彼女のふくらはぎを掴むと、ひんやり・・ごっつい”こん棒”のようでした。歯が立たない、何も受け付けない、と感じました。

バランス調整に向けて、潜在意識から情報を取っていきました。筋反射を取りながら、この足の状態になった『根っこ=根本原因』を探していきます。

年齢遡行で、6歳。幼稚園年長と出ました。彼女に何か思い出す出来事がないかと尋ねました。よぎるもの、よぎるシーンを答えてほしいと伝えました。

「いま、思い出したんですけど・・関係あるかどうかわかりませんが・・」と彼女が話し始めました。筋反射で確認すると、この話が関わっていると出たので、詳しく話してもらいました。

・・・・幼稚園の時に、教室から女の子と二人で抜け出し、お遊戯室に行きました。目的は、チョークを食べるため。

友だちが「チョークを食べると、きれいになる」といったので、二人で食べようということになり、先生に隠れて食べていたところを見つかり、すごい剣幕で怒られました・
・・・

すごく怒られたことと、パンパンの足の関係。潜在意識の情報をそこから丁寧に取っていきました。彼女のふくらはぎは、そこから突っ張り続けていたのです。

すごい剣幕で先生に怒られた時、彼女は、あまりにも先生が怖くて、すべての感覚をオフにして、感じないようにしていました。ストレスや緊張でふくらはぎを固くする、腱防御反応ですね。

感覚をオフにしないと自分が守れないと感じていた・・虐待を受けている子供にも共通する、脳幹ストレスの反応がありました。

彼女の目標は「感覚を開くこと」でした。とくに落ちている感覚が、「怒りと悔しさ」でした。彼女が言うには、穏やかな性格だとよく言われる、怒ることがない、ダンス部でライバルに負けても、悔しくないんだそうです。

バランス調整は、ブレインジムで行うことになりました。脳幹ストレスに関わる動きがいくつか選ばれました。いっしょに動きをして、バランスを取り戻していきました。

バランスが終わったとき、もう一度ふくらはぎをつかんでみました。余裕がありました。弾力を感じました。姿勢もすっとして、歩く姿が軽くなっておられました。

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後日談がきました。彼女の足は非常に軽くなり、細くなり、「これがホントの私の足だったんだ~!」と喜んでおられるそうです。

ファッションに敏感な、またコンプレックスを持ちやすい女子高生の真摯な悩み。今回のように、その根っこが、子供時代のワンシーンにあることがあります。

私たちが、どんなシーンで何を学んできたのか、身体は何を記録したのか、潜在意識から紐解くのは面白いですよ。

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