男性性と女性性のエネルギーを統合させた人物に、
イエス・キリストと仏陀がいます。
彼らは性エネルギーを統合させ霊的なレベルを強化していきました。

私達は男女ともに、「男性性」と「女性性」を持ち合わせています。

男性性は男性原理で説明したように、
創造を「現実化・具現化する」エネルギーです。

女性性は「受容や創造」のエネルギーです。

この二つのエネルギーはどちらが欠けても成り立ちません。

男性性のエネルギーがなければ、創造は現実にはなりませんし、
女性性のエネルギーがなければ、物事を受け入れたり、
新しい何かを生みだすことは考えられないからです。


全体とは、全てを含んだ状態です。
それは陰陽・善悪・光と闇・ポジティブとネガティブなど
「極」に例えられるもの全てです。
もちろん、男と女も含まれます。

私達が全体となる時、それは全てが一つになった状態とも言えます。
男性も女性も、個の中で男性性・女性性を一つにする必要があるのです。

男性は自分の内にある女性性の部分、
他者の容認・受容や信頼に目覚める必要があります。
思考や行動だけでは全体にはなり得ません。

女性は男性性の部分、表現や行動にあらわすこと、
つまり意識的な部分に目覚める必要があります。
心の中ばかりで思いめぐらしても、全体にはなり得ないのです。


Crystal breath

           オンシジウムの花言葉は「一緒に踊って」
Crystal breath-ライン


男性性と女性性。

この二つのエネルギーを上手く使うことが、私達の生の課題でもあります。

霊的な部分で言えば、二つのエネルギーを統合して初めて神へと繋がります。
それは肉体と言う物質に存在するエネルギーと宇宙との融合です。

生においては、直感を表現していくことや、
心に描いたヴィジョンを実現させていくこと、
つまり創造していくことです。


これからは女性性の時代です。

過去の男性性の支配・権力の時代とは違い、愛と調和に基づいた時代へ移行していきます。

だからと言って女性性だけを育てていては何も創造は起こりません。

行動に移す男性性エネルギーは必要不可欠です。
基本となるものが、移行するだけです。

二つのエネルギーをこの生で見事に使いこなした人物がいます。

フランスの聖人ジャンヌ・ダルクです。

彼女は12歳の時に大天使ミカエル達の啓示を受け、
その後フランス軍へと従軍し、イングランドとの百年戦争に勝利を収め
フランス王シャルル7世の戴冠に貢献しました。

大天使たちの啓示は、いわゆる直感の部分です。
その姿が目に視えようが視えまいが、それ(直感)を信じることに意味があります。
女性性が弱まっている、もしくは男性性が強すぎれば、
そういった直感を信じることは出来ませんね。
思考や理性が邪魔をして、妄想と勘違いしたり忘れてしまうのです。


そして軍隊へと入り、フランス軍を導きます。
これは男性性の行動や表現のエネルギーです。


彼女の生涯は短く儚いものでしたが、二つのエネルギーを統合させた点では
見事に生の課題をこなしたとも言えるでしょう。

ジャンヌ・ダルクのように大きなことを成し遂げるのが
統合することではありません。

日常の中で、二つのエネルギーを上手く使いこなすのが課題です。

心の内に秘めた思いは、言葉や行動で表現しなければ相手には伝わりませんし、
ビジネスなどでは成功を収めることにも繋がりません。

自分の中にある二つのエネルギーのバランスを取ることは
生にとっては必要な事なのです。



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