非常に大切な事やその様を表すのに、「肝心要」といいますね。

この肝心要、本来は「肝腎要」だったのですが、心に統一されて今の文字になりました。

肝腎要の「要」は扇の骨を閉じる為に小さい穴を開けてはめ込む釘のこと。
そこが壊れると扇がダメになる部分です。

「肝・腎」は人の体の主要な部分。
その主要な部分をあわせたものが語源になっています。

人の体にとってどれくらい大切かというと、
肝臓は体の中では最大の臓器で、黙々と働き続けます。
役割は多種多様で、血液を溜めたり、解毒、ビタミン貯蔵、体液の発生など様々な働きがあります。
体の中で500以上の酵素を使って、化学変化を起こし健康を維持しようとします。
肝臓と同じ働きをする工場を人間は作れないと言われるほどの働きなのです。

肝臓には怒りの感情が蓄積されます。

怒りの感情は二次感情と言われますが、その怒りの奥にある本心を見つけなければ
肝臓に影響が出るのです。
「怒ってはいけない」のではなく、怒りの感情を見つめコントロールし、自分の心に気づきなさいよという話は以前にも書きましたよね。


腎臓は血液をろ過する部分。
血中の毒素を取り除いてくれます。
また、血圧調整をしたり、血液を作る司令塔でもあります。
骨を強くするビタミンも腎臓で作られます。

腎臓は感情のコントロールを失うと影響が出ます。

他者への期待が満たされない時、批判したりフラストレーションを抱えます。
何かに直面した時の対応や決断力に乏しい状態です。
理想を他者に投影することを止め、物事をありのままに見ることを知る必要があるのです。


肝臓が弱ると腎臓にしわ寄せがきます。
人の死は、まず腎臓が停止してから心臓が止まると言われるように、
肝臓から腎臓、そして心臓へと命を繋いでいるのです。

もう一つ。
肝心要の「要」は腰だという説もあります。
腰は人間が直立歩行するためのバランスを取る場所であり、
骨盤は内臓を守っていますね。

意気地がなく臆病なことや、その様を表す時「腰ぬけ」と言いますね。
驚いて腰が抜けた状態の時も言いますが、そういう時精神的にバランスが崩れてしまいます。
心が動揺し、パニックを起こしているのです。

腰は状況対応や環境に合わせることが出来なくなると影響が出ます。

物事に対する柔軟性が欠如してくると、
心は頑なになってしまい頑固さや自己中心的な考えが生まれます。
新しい事を知ることを拒んでしまうのですね。


体の中にある『肝腎要』。
それは心にも肉体にとっても非常に大切な部分でもあるのです。

Crystal breath

           アフリカンデイジーの花言葉は「心も体も健康」
Crystal breath


人間には一種の機械としての物的身体が与えられています。
あなたはその身体を通して自我を表現している一個の霊なのです。

あなたが悩みを抱くと、霊と身体との間の水門が閉ざされ、
身体は生命力の補給路を失うことになります。
補給源とのつながりを絶たれることになります。

そのことに気付いて心構えを改めない限り、
あなたの身体はその不健康な作用と反作用の法則に従い続けることになります。


~シルバーバーチ~ 

肉体は私達の魂がこの世で成長するために与えられた、
自分専用、唯一無二の魂の器なのです。

70兆の細胞一つひとつが、「自分」を表現してくれています。

自分の体の声を聞きましょう。

この時期は食欲が落ちたり、冷たい物の飲み過ぎで体調を壊したり
熱中症にもなりやすく肉体は悲鳴をあげる時期です。
外から見える症状は解りやすく対応も出来ますが、
内側からの肉体の叫びは、自分が耳を貸さないと聞こえません。

自分がこの世で学ぶ為に与えてもらった魂の器を、
自分が破壊していくのは、学ぶ為の時間を自分で短縮させているのです。
勿体ないと思いませんか?

肝腎要の部分を意識して、体を労わってあげて下さいね。
体が健康だということは、心が健康だということなのですよ。


ご覧いただきありがとうございます音譜


黄色い花あなたのハートに愛と光を黄色い花