「しーちゃん」「tommyさん」「nyaonさん」「クーミさん」
あたたかいコメントありがとうございました。

m(_ _)m


さて…

昨日は、その後…
ひどい痛みの発作に襲われる事なく…

「ほのぼの手巻き寿司パーティー」のはずが…
「必殺立ち食い手巻き寿司大会!」

×男が寮で一人暮しを始め、
我が家は3人家族となり、
のんびりしていた△男ですが…

久しぶりの「手巻き寿司」に、×男の参戦、
「カチン!」とスイッチが入ったらしく…

飯台の山盛りのシャリは、
アッという間に無くなり…

「なんで、みんな、立って食べてるの…?」


久しぶりに…
×男とおしゃべり。

楽しい時間は、アッという間に過ぎる。

「体に気をつけてネ!」
帰る×男を、いつも同じ言葉をかけて送り出す。

笑顔で見送り…

×男が豆粒のようになって、角を曲がって見えなくなるまで、見つめる。

玄関に戻るなり…
いつも、泣いてしまう。

△男は、特殊な子供だったから、比較できないけど…
〇子に比べ…
×男は、年の離れた末っ子という事もあり…
甘やかして育ててきたような気がする。

幼い×男は…
目のクリッとした可愛い子(母親はみんなそう思うの…)だった。
そんな×男が…
スーパーの真ん中で、
「お母さん、大好きだよ~!」
と、叫んで、まわりにいる人達が大笑いした出来事があった。

遥か昔の出来事。
×男自身、覚えていないのかも知れない。

でも…

母親である私の想いは、
その時と、何も変わっていない。

けれど…

人と人との関係は、
常に「生き物」だ。

親子の関係は特に、変化して行く。

愛していればこそ…
長じた母と息子は、離れるべきだと思う。


〇子が母になり…

私が、お祖母ちゃんになれたという事が、純粋に嬉しかったけど…

〇子にとって、大切にすべき人の中で…
「私」の順位が、どんどん下がって行く事が、嬉しい。

チョッピリ寂しいけれど…
〇子を、愛していればこそ…
ぜひ、そうであって欲しい。


末期癌の私は…
希望に溢れた遠い未来を、思い描く事はできない。

でも…
子や孫を通して…
未来という希望に、想いを繋ぐ。

たとえ未来が残り少なくても…
私には…
紡いできた、たくさんの思い出がある。

たとえ死んでも…
想う気持ちは、変わらない。






裕子