先日「緩和ケア病棟」への、申込みを済ませました。

「緩和ケア病棟」は、
名前の通り「末期癌患者」の苦痛を和らげる場所です。

私の場合…

今の所…
まだ、そこで最期を過ごすためというより…
痛みのコントロールが、うまく行かなくなった時に、過ごせる場所として、選択しました。

緩和ケア病棟は、全て、個室。
一般病棟より、
落ち着いていて、スペースも広く、自由に過ごせます。
面会時間は、終日ok
(ペットや子供もokです)
酒乱でない限り(笑)お酒もok

条件としては、
本人が「末期癌」である事を自覚していて、延命治療を望んでいない事。

私は「末期癌」ではあっても「終末期」ではないので…
今は、まだまだ、少しでも、長生きできるように、頑張るつもり。

でも…

「難病」「癌」を抱えながらも…
これまで、生き長らえてこれたのは、
日本という恵まれた環境にあるから…
自分だけの「命」に、しがみつくよりも…
まず、その事に、感謝したい。

今後…

ゆっくりとではあっても、
癌は、進んで行くだろう。

いつ「死」が、訪れても…
私は、自分の人生に満足している。


3年前…
潰瘍性大腸炎で、緊急入院した時、
一ヶ月絶食し…
中心静脈カテーテルのせいで、歩く事もできず…
毎日、カーテンで囲まれた病室の天井を見つめて過ごした。

その時は…
寛解できるという希望があったから、耐えられたけど…

末期癌の場合は、違う。

終末期に入ったならば…
もう、延命は希望しない。

「命」というものに、
感謝しながら…
穏やかに、逝きたい。







裕子