「乳癌」は、他の癌に比べて「抗がん剤」の種類が、たくさんあります。

① 従来型
② 分子標的型(Her2陽性の人のみ)
③ ホルモン療法(ホルモン依存型の人のみ)
④ 免疫療法(乳癌の場合、保険適応の薬はありません)


私は…
「潰瘍性大腸炎」の持病があるため…
②③の中から、いろいろな種類の「抗がん剤治療」を続けてきました。

④に関しては…
「経済面」「エヴィデンス」の兼ね合いから選択して「丸山ワクチン」を続けています。

「抗がん剤」は、続けて使っていると、効かなくなってきます。
長く「ハーセプチン」「パージェタ」「ゾメタ」を使ってきましたが…
おさえが効かなくなってきたので、
4月から「カドサイラ」に変えました。

「カドサイラ」は、最も新しい「抗がん剤」で、期待していましたが…
私の場合「効果」より「副作用」が大きく、中止。
二日間位、泣きました。
「最後の望み」を、託した薬だったからです。

その後…
夫と話し合いました。
「今後、ステージⅣの患者として、何を望むのか?」
結論は…
「延命よりも、QOLを、大切にしたい」

「抗がん剤」だけにすがるのではなく…
「QOLを保つ事」は、結果として、延命にもつながるのではないかと思っています。

「食べる事」「体を動かす事」「眠る事」
その一つ一つを大切にする。

夫は…
「裕子サバイバル計画」(笑)と呼んでいます。

元気そうに見えても…
明るく見えても…

末期癌患者とその家族は…
たくさんの葛藤を抱え…
倒れては…また、起き上がる…
そんな日々の繰り返しだと思います。

泣きたい時は…
たくさん泣けばいい。

涙で洗い流された瞳は…
多くのものが、みえるようになるのだから。

楽しいひとときは、思いっきり楽しもう!
再び、めぐってくる事はないんだから…
(末期癌患者じゃなくても、それは同じ)


さて…

昨日は、通院…

再び「ハーセプチン」に戻り…
「抗がん剤治療」も、また、頑張ります!