「潰瘍性大腸炎」には「ステロイド」

「癌の痛み」には「オキシコドン」

「心の痛み」は…?どうしたらいい?


この所、妙な「疎外感」に苦しんでいる。


あたたかい家族や友人に囲まれている。

たくさんの人達に支えられている。


でも…

誰といても…

楽しそうにしていても…


「命の期限」「死」「病のつらさ」「障害のある子を残して逝くという事」

「極限」ともいえるような問題と向き合いもがき苦しんでいる、今の私と…

未来を描ける人達とのあいだには…

いつでも、薄いオブラートのような膜があるような感じがする。


必死で、幼い△男を育てていた頃…

よく、こんなふうに、声をかけられた。

「南さん、偉いわネ~とても、私には、できないワ!」


最近また…

私が難病や末期癌である事を知って…

同じ言葉をかけられる。


「偉くなんかネ~んだよ!でも、悪いくじに当たったからって、人生、ぶん投げるわけにいかないだろ!」

(失礼!病人は、ひがみっぽいものなんです…)


「楽しい時もある」「病を忘れる時もある」

先日も、熟睡して目覚め、自分が「末期癌」である事など忘れていた。


が…

「そうだった…私『癌』だったんだ…」

天国から地獄へ突き落されるような、その落差…




人間は、心と裏腹な事を言う。


でも…


言葉の隙間から…

笑顔のほころびから…


醜い人間の本質が、垣間見える。


「いつだって、自分が一番!」

「他人の痛み…?そんなもんしらネ~よ!」


些細な「痛み」や「悩み」でも…

それが、自分の事ならば…その愚痴が途切れる事はない。

自分の自慢話なら…延々と途切れる事はない。


社会の仕掛けに踊らされるように…

流行り物に高いお金を払う。

でも…

地球上で、飢えに苦しんでいる人がいる事なんか無視!



今の世の中…

「プライバシー保護」ばかり…

みんな、タコつぼにかくれ潜んで、安全な所から…

一歩前へ出て、意見を言った人を批判する。

(最初に声を挙げた人は「いけにえ」みたい…?)


でもさ…

嫌われても、誰かが声を挙げたから…

バリアフリーは進み、様々な障害者差別が減ってきたんじゃない…?



様々な思いは…

オブラートのような膜をつきやぶる事なく…

私は、また、穏やかそうな「裕子」を演じる。


わかっている。

私もまた、醜い人間なのだと…


自分で向き合うべき「苦しみ」を

「誰か、私を助けて!」と、丸投げした所で…

「苦しみ」が倍になって、返ってくるだけの事。



マァ仕方ないネ…

「苦しみ」も生きていればこそ…


今度から、泣く時は、コソコソ泣かないで…

思いっきりドラマチックに、楽しみながら、泣く事にしよう!




( ̄ー ̄)裕子