昨年末、タウンニュースの取材を受けた。

そして、元旦の特大号に載せて頂いた。

(南裕子タウンニュースで検索すると出るので…よかったら見てネ)


その記事を偶然、中京TV(CTV)の報道記者のTさんが見て、先日、電話を頂いた。

Tさんは、飾らない、楽しい人だ。

息子さんが「自閉症」で…

「息子の就活取材します!報道記者の父と自閉症児」

が昨年、放映された。

(スマホ、P.C.で、観られます)


その映像を観ながら、私は、何度も噴き出しそうになるのを必死でこらえた。

「このような重い真面目なテーマの作品を観て、笑うなんて…?」


が…


昨日、また、NHKの撮影があり…

ディレクターのTさんに、この作品の事を話すと…

「僕、それ観ましたよ。おっもしろいですよネ~」


「よかった~笑ったのは、私だけじゃなくて」


なぜ面白いのか…?

大変な状況の中にあっても…

真面目に、真摯に生きる人の姿の中にこそ…

「笑い」はあるように思う。


そして…

Tさん御一家の、自然体で、すべてをさらけ出した映像が、よけい「笑い」を誘うんだろう。


「南さんも、キレイ事じゃない部分も撮っていいって言ったじゃないですか~」

と、ディレクターのTさんは、私に話を振る。


ウ~ン…

でもナ~この私のキレイ事じゃない部分が、公共電波に流れたりしたら…

「社会の悪…?」


ディレクターのTさんは、ズルい!

昨年「おはよう日本」の放映が終わった直後、30分番組の打診があったが…

「すでに撮りためた分があるから…もうそんなに撮らない」

確かそう言ったのに…

毎週のように、撮影が…

家族ぐるみのおつき合いとなり、△男は、親戚のように慕っている。


夫は最初、撮影に反対だった。

「TVに顔なんか出て…△男が犯罪に巻き込まれたりしたらどうするんだ!」

(私の事は心配じゃないのネ~)

確かに…

芸能人ならともかく、TVに顔が出ていい事なんてない…

「¥1」も、もらえるわけじゃないし…


でも…

私は今、この話を下さったディレクターのTさんに、感謝している。


こんな私の、こんな状態でも…

ディレクターのTさんの力をかりて…

ささやかでも…

誰かの役に立てるかもしれない。


私も「CTV」のTさんのように…

できる限り、正直でいたいナ~



チューリップ赤裕子