「もしもし、アッ×男?年末年始の予定は?日帰り?泊まり?それとも寮に残るの?×男の好きに決めて!」
「……ホントに?オラの好きに決めていいの…?」
「もちろん!」
「………じゃ~~僕はお勉強がお忙しいので、このまま寮にいるワ!」
「そ~なの?勉強って?」
「実験」
「何の?」
「創薬の合成とか…○○とか××とか△△とか…」
(聞くべきじゃなかったナ…)
「で…×男は、どの実験が面白いの?」
「ウ~んヤッパ、針金を曲げた時の圧力のデータを数式にする事かナ…?」
(もっと、聞くべきじゃなかったナ…)
「そ~言えば、自転車のパンクは直ったの?」
「ウン、チューブの空気がちゃんと入っていなかったのが原因らしい…買って5日めだよ!修理代¥4000!」
「エ~~そんなの店持ちデショ!母ちゃんだったら、ごねる。」
「でも…日本は法治国家だから…その店とは、今後も付き合って行くつもりだし…かあちゃん、感情にまかせて行動して、あっちこっちでトラブル起こしちゃダメだよ!」
く、くやし~い!
×男に説教されるなんて…
でも、なんか嬉しくもある。
母ちゃんに説教するゆとりがあるんだからナ
そうか~
夫と△男と3人のお正月…
それものんびりでいいナ~
×男が来ても、体調悪くてご馳走作ってやれないしナ
ホントにホントにホントに…
君が幸せにやってるなら…
母ちゃん、このまま会えずに死んだとしても悔いはないよ。
(まだ、急に死にそうもないけどネ!)
ケッ!
だから…
寂しくなんかないもんネ!
だから…
×男のために買っておいたお菓子たべちゃお~
でもサ~
「羊羹」「五家宝」「饅頭」って…
×男の好物は、爺さんくさいナ…
絶対寂しくない!裕子