わたしの 思い出と

あなたの 思い出は違う


同じものを みて来たのにね


思い出は オーロラのよう


鮮やかな 光のカーテンをみせたかと思うと

漆黒の闇に つつまれる


わたしという かけらは

一瞬で 闇につつまれる


私達は どこへ 向かっているの?


時の流れを 強く握りしめても

流れゆく 水のよう


感じていたいよ

うれしい事も

悲しい事も


変えられない 現実を前に

人は どこへ 救いを求めるんだろう


頑張っても 頑張っても

無へと 向かっているというのに


無を 突き抜けた むこうには

また 新しい オーロラが みえるのかな?




裕子